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ネイリストがイライラする!ネイルサロンの嫌な客

サロンワークをしていて接客するのはとても楽しいものです。
しかし、残念なことに中には時間にルーズだったり難癖をつけてきたりするお客様もいらっしゃいます。
今回はネイリストにとっての「嫌な客」「いい客」についてを考えてみました。
嫌なお客様の特徴
ネイリストが一般的に、「この人は嫌な客」と思う特徴を挙げてみます。
時間を守らない
ご予約時間に大幅に遅刻をするお客様はネイリストにとって困りものです。
10分程度ならまだしも、30分~1時間以上ご連絡が無い状態で遅れてきたのに施術をしてほしい、と主張するお客様もいらっしゃいます。次のご予約のお客様のご迷惑にもなりますので本当に迷惑です。
ご予約時に「15分以上ご連絡がない状態で遅れた場合はキャンセル扱いさせて頂きます」等をきちんと伝えましょう。
無断キャンセルをする
ネイリスト達は、お客様にとって最高の環境で最高の技術ができるよう、心からおもてなしするために、さまざまな準備をしています。
ネイリストだって人間です。
無断でキャンセルをされると、その準備が全て無駄になってしまい気持ちも傷付きます。
また、その方の予約を取るために他のお客様の予約をお断りすることにもなります。
無断キャンセルは、ネイリストだけでなく他のお客様にとっても迷惑です。
もちろん、お客様が急な体調不良や事故などに遭って連絡をすることができない場合もあります。
無断キャンセルのお客様には必ず連絡を差し上げて状況をお伺いし、あまりにも身勝手な理由での無断キャンセルが続いたら、予約を入れないようにしましょう。
無理難題をいう
カウンセリングの際に説明を聞かない、金額を安くしろ、メニューにはない施術を特別にしろ、施術中に出前を取れ、営業時間外に施術をしろ・・・等の、不可能な内容を要求してくる方もいらっしゃいます。
何か理由があってのことなのか、単純にわがままを聞いてほしいだけなのかは状況により異なりますが、このようなお客様には毅然とした態度で、できない旨を伝えましょう。
「今回だけは」を行ってしまうと、その後エスカレートする可能性大です。
サロンやスタッフの悪口をいう
「あそこのサロンは~してくれたのに、ここはしてくれない」「前にいた店長の方が上手だった」
せっかく施術をしている前で、あからさまに悪口を言われるのは傷つくものです。
また、他店の悪口も同様です。
「最近できたサロンに行ったけどあそこはへたくそだった」
など、お客様から言われた場合は決して同調してはいけません!!
同調した場合、他の店で「あそこのサロンがお宅の悪口を言っていた」ということになりかねないからです。
「そうだったんですか~」と適当に流すのが一番です。
スタッフのプライベートに踏み込む
以前、別記事でもお伝えしたことがありましたが、(参照:ネイリストの裏事情!ここだけの話)
担当ネイリストさんに必要以上の好意を持ってしまい、しつこく電話番号を聞いたり、退勤時をまちぶせされたりすることがあります。
あまりにもエスカレートすると、もはや「嫌な客」というより「怖い客」ですね。
このようなことがあった場合「会社からお客様と個人的にお会いするのは禁止されているんです」と会社の理由にしてお断りしましょう。
いいお客様の特徴
それでは、いいお客様の特徴をみていきましょう。
ずばり嫌な客の逆になるのですが、以下を挙げてみました。
時間や約束を守る
連絡なしで遅刻や無断キャンセルをしない、これだけでネイリストにとっては好印象です。
サロンは予約制であることが多いので、常に逆算して仕事をしています。
妙な気を遣ってネイリストのために何か手土産を買っていて10分遅刻するくらいなら、手ぶらで時間通り来てくださった方がサロンとしては嬉しいです。
良識をもってサロンを利用する
カウンセリング時にきちんと説明を聞く、提示された金額に納得頂き施術を受ける、メニュー内容を確認しその中でベストなものを選ぶ等、当たり前のことになります。
もちろん、お客様側がおかしいな?と思ったことはきちんと確認し、不安のない状態で施術を受けましょう。
お店やスタッフを尊重する
数多くある中から、何か理由があってサロンを選んで予約をされますよね。
担当するネイリストや、施術が受けられる環境を整えているサロンを尊重しながら施術を受けていただけるとありがたいですよね。
「すごくキレイになって嬉しかったです!」など、感謝の気持ちを言って下さると、ネイリストも、そのお客様のためにもっと頑張ろう!という気持ちになります。
ほどよい距離感を取る
まだサロンに数回しか来店していないのに、
「〇〇さん、彼氏いるんですか?」「なんで結婚しないんですか?」
のように、プライバシーを侵害するような質問を避けましょう。
あくまでも「店員」と「お客様」の関係でいたほうが、気持ちよくサロン利用しやすいです。
数回来店するうちに、お互いの緊張感がほぐれてきて自然とプライベートの会話になっていくものですよね。
いい客・嫌な客にするのは、ネイリスト次第!
結局のところ「いい客」「嫌な客」とレッテルを貼るのは我々ネイリストです。
ネイリストの日々の接客やコミュニケーションによって、お客様は「いい客」にも「悪い客」にもなるのです。
誰だって嫌なお客様には当たりたくないものです。
日ごろからお客様に心から接していれば、お客様に必ず伝わってきます。
逆も然りです。
美容業界でよく言われている言葉のひとつに「自分に似たお客様が自分の顧客になる」というものがあります。
明るくお話し好きなネイリストなら明るいお客様、いつも悪口を言っているようなネイリストなら性格の悪いお客様、ということになります。人間関係にも同じことが言えますよね。
良質なお客様に囲まれ、楽しくネイリストとして人生を歩むために、人としてのコミュニケーションスキルを磨きましょう!