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ネイル検定2級のハンドモデルの仕込み方

ネイル検定2級のネイルケアはプロレベルの仕上がりが要求されます。
そのためには事前のモデルさんへの「仕込み」がとても大切です。
仕込みをきちんと行っていれば本番の実技試験の仕上がりが全然違ってきます。
ここでは2級検定試験のモデルさんへの仕込み方法をご説明します。
モデルさんを探す
受験を決めたらハンドモデルになってくれる方を探しましょう。
すでに3級受験でお願いしていた方に引き続きお願いすると、ご本人も試験慣れしているので楽だと思います。
しかし「ケアがしづらくて2級レベルの仕上がりにならない」「チップラップの指が曲がっていてやりづらい」等のお悩みも出てくるかと思います。
そういった場合は、モデルさんを他の方に変えるのも有効な手段です。
モデル選びについては以下を参考にしてください。
※モデル選びについて詳しく見る
モデルになれる爪
検定試験要項には15歳以上、爪および爪周りに皮膚疾患がない方などの必須項目が記載されていますのでご確認下さい。
2級モデル向きの爪
2級モデル向きの爪については以下です。
指や爪の形がまっすぐに生えそろっている
曲がっている指やねじれて生えている爪が多いと、ファイルの際に左右対称に削るのが難しくなります。
チップラップの爪は反ったり下がったりしていると、チップ装着やアプリケーションでハイポイントを作るのが難しくなります。できればまっすぐの方がやりやすいでしょう。
フリーエッジが最低2~3ミリは伸ばせる方
2級では10本がラウンドにそろった状態でなければいけません。
ギリギリに切らなければならない等、お仕事などの事情で爪が伸ばせない方は不向きです。
キューティクル周りが比較的キレイで固くなったりしていない
体質や生活習慣でキューティクル周りが伸びやすい方よりはもともとがキレイな方の方が日ごろからケアがしやすいです。そうでない方でも繰り返しケアをすることでキレイになっていくので早めに探しましょう。
それ以外に、2級は3級に比べ練習回数も多くなると思いますので、一緒に練習できるよう、スケジュールの都合が調整しやすい方にお願いしましょう。
試験2ヶ月前からの仕込み
ファイルケア練習
モデルさんにファイルケアをしましょう。
2ヶ月位前から毎週ケアを行っていれば、本番1週間前までにキューティクルもキレイに整ってきます。まとめて一気にやるのではなく、5日~7日に1回など定期的に続けるのが大切です。
練習をする際、爪のサイドを削りすぎてオーバルにならないように注意して下さい。
ストレスポイントから最低でも2ミリ以上はサイドストレートが取れ、そのままラウンドの形を取れるように長さをキープしておきましょう。
ホームケアをしてもらう
モデルさんにキューティクルオイルや保護ベースコートなどを渡しホームケアのやり方説明をし、日頃からお手入れしてもらえるよう、お願いしましょう。
試験1ヶ月前からの仕込み
チップラップ練習を控える
後半実技試験のチップラップ練習は頻繁にモデルさんで行うと爪が痛むので、できれば試験1ヶ月前を切ったら本番モデルさんで行うのは控え、自分の爪やハンド、他の人で練習しましょう。
どうしても練習したい場合はプレパレーションの際、サンディングをしたりフリーエッジをカットしないように気を付けて下さい。(痛み防止と、10本のバランスが崩れてしまうため)
長さの管理
長さを大事にするあまり、伸ばし過ぎて折れてしまうということがないようにしましょう。
フリーエッジの長さが2~3ミリをキープします。
万が一亀裂が入ったり折れてしまった場合は、すぐにリペアを行いましょう。
試験1週間前からの仕込み
ファイル&ケアの最終仕込みを行います。
仕込みの中で最重要項目です。
以下のポイントに注意して行いましょう。
①爪の長さ形を10本バランス良くラウンドに整えましょう。
まず、人差し指・中指・薬指を左右同じ長さに削ります。
その後、小指は中三本より少し短め、親指は少し長めにバランスを見て、左右が同じになるよう削りましょう。
長さを合わせる時、フリーエッジの長さだけで見ないで、キューティクルから先端までの爪全体の長さで揃えましょう!
②完璧なラウンドにしてしまうと事前審査でチェックされてしまうので、ラウンドの角を残した状態にしておきます。
角がひっかかるのが心配だったら、前日のカラーリングまでベースコートなどでエッジを塗り保護しておきましょう。
③キューティクルクリーンナップを行います。
これまでにケアの練習をこまめに行っていればそんなにルースキューティクルが残っていることはほぼないと思いますが、ここでは時間をかけてしっかり丁寧に行って下さい。
検定要項にも記載がある通り、実技試験1週間前からはファイル及びキューティクルクリーンなどの手入れを行うことができません。
1週間前の最終ケアは必ずモデルさんと時間を合わせて行いましょう。
それ以降はカラーリングとアートのタイムトライアル練習を行いましょう。
試験前日の仕込み
事前カラー塗布の他、必要な仕込みを以下の順で行いましょう。
①表面をシャイナーで磨く
爪の凹凸を220~280Gくらいのバッファーで整えシャイナーで磨いておくと、ポリッシュオフがしやすく、カラーリングの際も塗りやすいです。
滑って塗りずらい方はシャイナーまで使わなくても大丈夫です。
②爪周りの角質の除去
1週間前の最終ケアで角質をしっかりとっておけば大丈夫と思いますが、万が一目立つ場合は軽く処理をしておくと良いでしょう。
取りすぎると翌日にひび割れてくることがあるので気を付けましょう。
角質がもともと出やすい方は日ごろから保湿をしてもらうよう心がけて下さい。
③チップ・シルク合わせ
チップとシルクのサイズ合わせを行います。
この段階ではフリーエッジが長い状態で合わせることになるので本番カットして装着しようとした時サイズが狂う場合があります。
チップ・シルクともにジャストサイズ、それより大きめ、小さめの合計3種類を用意し持参しましょう。「シルク」のラベルの貼忘れが多いので忘れずに。
④リペア
爪が折れている、長さが短いなどの場合、ここで最終リペアをしましょう。
リペアは2本まで可能です。
厚みがついてしまうアクリルよりもフィラーとグルーで行う方がナチュラルネイルに合うのでおすすめです。
レジンでのリペアはヒビが入りやすく、モロいのでおすすめしません。
また、リペアをする場合はカラーリングをした際に段差がでないよう、キューティクルから数ミリ空けてアプリケーションしファイルでならしておきましょう。
⑤事前カラーリング
指定カラーを両手10本に塗布します。
エッジは塗らず表面塗布のみ、サイドとキューティクルエリアは1ミリ程度なら空けて塗っても大丈夫です。
2度塗りの時点でツヤが出ていればトップコートは塗らなくても大丈夫です。
塗った後はよれたり傷が付いたりしないようしっかり乾かしましょう。
これで仕込みが完了です。
まとめ
2級はプロレベルのネイルケアが審査のポイントになります。
キレイな仕上がりのネイルケアを目指すには、日頃からしっかりとネイルケアを行ってあべる事が本当に大切です。
たった一回だけケアをしてもすぐに元に戻ってしまったり、無理に角質を取ったりしたために逆にささくれてしまうこともあります。
「モデル管理も技術のうち」だと思って、日ごろのネイルケア練習に励んで頂きたいです。
きちんとケアを行っていれば、試験本番結果となって絶対に返ってきますよ。
スクールや通信講座で2級合格を目指す
独学でもなんとか合格できる3級とは違い、2級になるとやはりプロの指導を受けなければ合格は難しいでしょう。
ネイル検定の試験対策として、スクールに通う以外にも、通信講座を利用する方法があります。
通信はスクールよりも学費が安く済みますし、自分の都合の良い時間に勉強できるというメリットも。
ネイル検定2級にも対応している講座を下記にてご紹介します。
気になる講座を一括で無料資料請求できるので、是非ご活用くださいね。

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