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ネイリストの裏事情!ここだけの裏話

私は現役でネイルスクール講師をしています。
タイトルだけ見るとちょっと怖いですが、ネイルサロン経験とネイルスクール講師経験を通じて見えてきた、大きな声では言えないちょっとブラックなお話をしたいと思います。
お客様編
返金を要求
技術が気に入らなくて返金を要求してくるクレーマーなお客様が少なからずいるということを知っておいて下さい。
お店の方針もあると思いますが、こういうお客様には基本、「お直しはするけど返金はしない!」を徹底しましょう。
こういう方たちは、何かイベントの為にネイルをしたいけどお金は払いたくないという方がほとんどです。
「万が一とれた時のお直し保証制度」を設けているサロンに現れ、保証期限直前に連絡をしてくる場合に多くみられます。カード払いで現金返金を要求だと、怪しさマックスです!
気に入られストーカー行為に見舞われる
ネイルサロンにいらっしゃるお客様は、ヘアサロンのお客様に比べて、少々メンタルの浮き沈みが激しい方が占める割合が多い気がします。
ちょっと病んでるお客様の人生相談に施術中乗ってあげたことがきっかけで指名のお客様になってくださいました。最初は一ヶ月に一度の来店感覚だったのが、最終的には数日に一度お見えになるように。
その後プレゼント攻撃や仕事終わりの時間に合わせて出待ちは当たり前、あげく話しかけられ帰宅中付きまとわれたことがありました。
指名してくれてるからといって、全て心は開いてはいけません!新人で指名がついてきた技術者に起こりやすいのでご注意を!
スクール編
先生のえこひいき
先生のえこひいき、これは残念ながら存在します。
練習しているのにダメ出し、他の子よりも厳しい気がするなど思ってしまうことがあるでしょう。
自分なりに解釈して「こう思ったのでこうやりました」というと理屈っぽいと嫌われることも。
先生のご機嫌を伺う発言をする子がそういう先生に好かれるのは間違いありません。
しかしそういう先生に限って人間的器が発展途上で指導力に欠けるかも?と思ってしまいます。
合わない先生に合わせる必要はないですよ!
先生だからといって人間性も優れているわけではありません。
本当に指導力のある先生は、やる気のある生徒のことをちゃんと見てますからね。
生徒同士のトラブル
ネイルスクールの生徒同士トラブルで多いのが「道具の貸し借り」「相モデル」です。
道具を忘れたから貸してと言われたけど、筆の毛先が曲がって返されたり、アクリルパウダーなどの消耗品がゴッソリ減って補充されず返されたときなど。
基本的に施術をする時は汚れるし減るもの。減った分、お金で返してなんて言いづらいですよね。自分がイヤと思うものは「自分が今日使う分しかもっていないんだ」断る勇気も必要です。
相モデルで自分の番なのに、モデル役の生徒さんが、まるで先生のようにアレコレ口出しして教えてくることがあります。
こういう場合、集中できずイライラするものです。指導している先生に対しても失礼です。しかもそういう子に限ってあまり上手でないという・・・(笑)
もしこのような方と相モデルになったら「ごめんね、ちょっと集中させてね」と黙ってもらうよう伝えましょう。
貴重なお金を払っているんだから、無理に相手に合わせる必要なし!
職場編
異業種からの転職者が減っている
5年ほど前までは、一般企業で働いていた後に、ネイリストとして転職をされる方が多くいらっしゃいました。
すでに社会人経験があるので就職しても「常識の範囲内」が通じることが多かったのですが、現在は高校を卒業してそのままスクールに通いネイリストになる方が増えてきました。一般企業での業務経験がないため指導が大変です。
このような方は、良い条件で就職するためにもアルバイトなどでいいのでネイル以外の仕事も経験しておきましょう!
その方がネイルサロンに就職したとき、接客にも役に立ちますよ。
お客様との会話ネタ集め
接客中に、何を話してよいか分からない、という方に「これは役にたった!」という会話のネタをご紹介します。
コンビニに行けば流行りが分かるといわれています。特に女性は食べ物の話が好きです。
コンビニのデリやお菓子コーナーはチェックしましょう。
新聞を毎日チェックするのが理想的ですが、なかなか難しいですよね。
おすすめしたいのがYahoo!トップの見出しだけの拾い読みです。
Yahoo!は毎日そのとき一番旬なネタを幅広く提供しています。詳しくは知らなくてもお客様に「それYahooの見出しで見ました~」くらいは相槌がうてるかも。
他に、デパートの化粧品カウンターなども、流行りのコスメがチェックできるのでネタ捕獲の場としておすすめですよ!
ちょっとした隙間時間でお客様との会話ネタを探してみて下さいね。
以上、ネイルサロン・ネイルスクールの裏話でした。
これからネイルスクールに通う、またはネイルサロンに就職する予定の生徒さんたち、頭の片隅に入れて知っとくと、ちょっと違うかも!?