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賢く活用したい!ノンワイプジェルの使い方・活用法

ネイルサロンやセルフネイルなどで、ここ数年で使用する人が急増してきたノンワイプジェル。
「どうせ持ちが悪いんでしょ」「熱いからサンプル作りにしか使ったことがない」などネガティブな情報もあり、まだ使ったことがない方も多いようです。
ノンワイプジェルの特性やメリットデメリットなどをしっかりとマスターし、是非活用しましょう!
ノンワイプジェルとは?
ノンワイプとはワイプ=拭き取りがいらないジェルという意味です。
従来のジェルは最後にクレンザーでトップジェルの未硬化ジェルを拭き取るという作業が必要でした。
しかしノンワイプジェルは未硬化ジェルが出ない商品設計となっているため、拭き取り作業がいらないので、ネイルサロンやセルフネイルユーザーの間で使用する人が増えてきています。
ノンワイプジェルは通常、トップジェルであることが多く、ベースジェルやカラージェルにはありません。
形状としては、従来の容器から取って筆で塗るジャー(容器)タイプというよりも、ポリッシュのようなボトルタイプであることが多いです。
メリット
人気のノンワイプですが、使用するメリットをご紹介します。
曇ったりツヤが出ないというリスクが少ない
これまでのトップジェルは、塗布量や塗り方、拭き取り方によってはツヤが出なかったり曇ってしまったりということがありました。
ノンワイプは拭き取りがないため、塗ってライトで硬化すればそのままキレイなツヤのままで仕上げることが可能です。
拭き取る時間を短縮できる
両手10本分のジェルをツヤがでるよう拭き取るには数分かかってしまいます。
ノンワイプを使えば、ライトから出したらすぐに触ることが出来るので、かなりの時間短縮になります。
ワイプやクレンザーの節約になる
ジェルメーカーによっては専用のクレンザーやワイプが必要なのでコストがかかります。
ノンワイプならワイプやクレンザーを使わないのでその分コストを削減することができます。
拭き取りがいらないため、お肌がクレンザーに弱い方でも使える
実はクレンザーでかぶれてしまうという方は多くいらっしゃいます。
メーカーにもよりますが、クレンザーにはアセトンや酢酸エチルなど有機溶剤が含まれていることが多いので、これらにアレルギーを持っている方などはかぶれを起こしやすいです。
しかし、最後のトップジェルをノンワイプに変えてあげることでクレンザーを使わず仕上げることができます。
厚みがでないのでアートにも良い
ホロを重ねたりビジューネイルの表面仕上げなど、少しだけトップジェルを重ねたいとき、従来のもので仮止めしてしまうと必要以上に厚みが出てしまいます。
ノンワイプならサラッとしていて薄付きであることが多いので、最小限の厚みでアートをすることが可能です。
デメリット
いいこと尽くしのノンワイプのようですが、実はデメリットもあります。
拭き取るタイプに比べて硬化熱がかなり熱い
ジェルは硬化するさいに硬化熱を発します。これは未硬化ジェルを発生させないようにしている商品設計によるものです。
ノンワイプの場合、使った方ならお分かりいただけるかと思いますが、通常のトップジェルに比べてかなり熱いです!
お爪が通常のジェルでさえ熱いので、ダメージがあり痛んで薄くなってしまっている方は耐えがたい熱さでしょう。
使用するときは「熱くないですか?」など、お声がけを忘れずに!
扱っているメーカーが少ない
ジェルメーカーは多数ありますが、全てのメーカーがノンワイプを発売しているわけではなく、かなりメーカーが限られています。
よって、ノンワイプに対応しているベースジェルやカラージェルも限られてくるということです。
相性などが悪いと、硬化した際に縮んだりシワになったり、硬化後にペリペリと剥がれてきたり表面がヒビ割れをおこす場合があります。
使用する前に、ベースジェルやカラージェルとの相性や持ちを確認しましょう。
単体では薄い仕上がりのため、通常のトップジェルの重ね塗りが必要
通常のトップジェルに比べて、ノンワイプはどのメーカーも薄付きであることが多いです。ノンワイプのみで仕上げてしまうと薄すぎて強度がなく、持ちが悪い場合があります。
必ず通常のトップジェルを塗ってから、最後の仕上げとして重ね塗りで使用するようにしましょう。
サイドに流れやすい
ボトルタイプであることが多くサラッと塗れる分、サイドに流れやすくなります。万が一皮膚に付いた場合、硬化熱がかなり発生するためヤケドなど、お肌を痛めてしまう可能性があります。
ボトルのハケをキレイにしごいて、はみ出さないように塗りましょう。
はみ出した場合、ウッドスティックでしっかりと修正してから硬化させて下さい。
ジェル検定で使用できるの?
ジェル検定を受験する場合は、ジェルを選ぶ際にジェル検定指定商品であるかもポイントとなってきます。
実はジェル検定の場合「ノンワイプ商品であっても必ず拭き取る工程を行う」という一文が検定要項にも記されています。
通常は拭き取りの時間短縮の為にノンワイプを選ばれる方がほとんどかと思いますが、ジェル検定に関してはクレンザーでの拭き取り行為が必須となります。
よって、たとえ指定商品メーカーであったとしてもノンワイプを選ぶ意味がなくなってしまいます。
検定試験の場合は通常のジャータイプを使用された方が良いでしょう。
ノンワイプジェルまとめ
ノンワイプを仕上げに使いたい場合、ご自身の使用しているジェルやライトとの相性をきちんと確認してから使用するようにしましょう。
商品の特性を理解した上で使用すれば、ノンワイプはツヤもきれいですし時間短縮やコスト削減など、たくさんのメリットがあるジェルです。
今後ますますユーザーが増えるのではないでしょうか。