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ネイル検定2級、ナチュラルスキンカラーの塗り方のコツ

2016年春期のネイル検定より2級のカラーリング指定色が従来の赤より
①赤②ピンク系③ナチュラルスキンカラー④ホワイトパールの4色に変更になりました。
今まで赤ばかり塗っていたから薄い色の塗り方が分からない!
ジェルばかり塗っていたからポリッシュに自身がない!とお悩みの方必見です。
ここではナチュラルスキンカラーの選び方、塗り方について、徹底解説します。
パールホワイトの塗り方についてはこちらの記事を参考にしてください。
ナチュラルスキンカラーとは?
モデルさんの肌色に合った自然なベージュやピンクベージュを指します。
本番モデルさんの肌色とのバランスを考えて選びましょう。
カラー選び
お店に行くとベージュ系やピンクベージュ系のポリッシュは色数がありすぎてどれを選んでよいか迷ってしまいますよね。
選び方のポイントをご紹介します。
塗りやすいメーカーをまずチョイス
モデルの肌色に合わせて候補となる色を数色色決める
実際モデルに塗ってみて、より合ったカラーを決める。
検定合格のためと思って、ケチらずに数色のポリッシュを購入して実際使ってみることが大切です。
モデルさんにより合ったカラーを選ぶ際の判断基準としては以下の通りです。
ネイルプレートの色が透けていないこと
→ハーフムーンやイエローラインが極端に透けて見えてしまうのはNGです。
モデルの肌色にカラーがあってること
→ご自分のモデルさんの肌色がイエロー系なのかピンク系なのか、ファンデーションを選ぶ時のように見極めましょう。
色の選び方
カラーには赤みの強いもの、黄色みの強いもの、白っぽいものなど様々な種類がありますが、モデルさんの肌によってキレイに見える色は変わってきます。
基本的にイエロー系の肌には黄色み系、ピンク系の肌には青みがかったカラーが似合います。
イエロー系の人にはグレージュのような青みがかったベージュは血色が悪く見えますし、ピンク系の人には黄色みの強いベージュは肌がくすんで見えてしまいます。
色白さん、色黒さんにも同様の事が言えます。
色黒さんに白すぎるベージュを選ぶとお肌とのコントラストがつきすぎて白すぎて見えてしまいますし、色白さんに濃度の濃いものを塗ると逆のことが言えます。
- できれば自然光の下で
- 本番モデルさんに塗った状態で判断
- 指の関節のシワがより目立たず明るく見える
以上がその人にとってのベストのカラーです。
このように、お肌に合わせて選べる目を養っておくとサロンワークでも大変役に立ちます。
ハケの調整
カラーが決まったら自分が塗りやすいようハケの調節を行いましょう。
買ったカラー、そのまま塗って練習していませんか?
ボトルについているハケは大量生産されているため、当たり外れが多いのです。
- 毛量
- 毛の長さ
- しごいて広げた時の幅
以上を確認して、どうしても使いずらい場合は自分の使いやすいボトルに詰め替えるのがおすすめです。空ボトルはネイルショップで購入できます。
お気に入りが見つかったら数個まとめ買いすることをおすすめします。
濃度・色味調整
買ったばかりのカラーは思っていたような発色がしない場合があります。
様々な方法で仕込みをしてベストな発色を研究しましょう。
使い込んで濃度を高くする
色味が薄い場合は少し使いこんでいくうちに揮発して濃くなり発色が良くなる場合があります。
できれば使用予定のカラーは同じものを数個用意し、本番までに仕込む必要があります。
検定2級のナチュラルスキンカラーは発色が命なので出来れば薄め液は使わず、ドロッとしてきたら新しいものを継ぎ足した方がコンディションを保ちやすいです。
ブレンドさせて発色を良くする
どうしても透け感がでてしまう場合は、異なるポリッシュをブレンドしてオリジナルカラーを作るやり方があります。
この場合、基準となるカラーを決めて、そこに他のカラーを少しづつ足していき、色味を確認するといいです。
どの色をどれくらい混ぜたか分からなくならないよう記録しておきましょう。
一番やりやすいのが透けてしまうナチュラルスキンカラーに、マットな白ポリッシュを数滴落として透け感をなくすやり方です。
少し入れるだけでイエローラインなどの透け感がカバーできますので是非お試しください。
ただし、白ポリッシュは顔料が強いので入れすぎには気を付けて、しっかりとボトルを転がして液を攪拌させてから使用しましょう。
塗り方
ポリッシュの準備ができたらいよいよ塗っていきましょう。
赤塗りの時のようにハケ圧をかけないことが最大のポイントです!
ここではカラーのブラシワークを「左→中央→右」(右利きの場合)で塗っています。
①ベースコート
出来るだけサラサラしていて乾きが早いものを選びましょう。
②カラー1度目
・ハケを扇状にしっかりとしごき、片面にポリッシュをしっかりととります。
・スキンダウンをした状態でハケの左サイドが左のサイドラインに沿うように置き、圧をかけずに一気に先端へ向かって素早くおろして行きます。
・その後、中央も同様にハケを置いたらプッシュバックしたりせず素早く下におろして行きます。
このように右サイドまで行います。
※プッシュバックをすると圧がかかりムラになります。ネイルプレートとハケの間にある液体の上ずみを引っ張る感じで素早くブラシワークをおこないましょう。
③カラー2度目
1度目よりもさらに塗布量を多めに取り、1度目と同様に圧をかけずに塗っていきます。
キューティクル付近にハケを置く際、そっと置かないと1度目のカラーがえぐれてしまいムラになるので気を付けましょう。
④修正
薄く削ったウッドスティックを使い、サイド・キューティクルラインを修正します。
赤ポリッシュよりも難易度は低いのですが、カラーが薄いためにキューティクルのはみ出しに気が付かない場合があるのでしっかりと確認しましょう。
⑤トップコート
カラー二度目と同様に、トップコートのハケをカラーに押し付けないように注意し、液体の上ずみを引っ張る感じで塗布します。
トップコートの場合は塗る順番は中央→左→右(右利きの場合)でも大丈夫です。
モデルの爪の仕込みも大事
キレイに塗るためにはモデルの爪のコンディションを整えておくのも大事です。
ここでは仕込み方法をご紹介します。
シャイナーで磨く
もとの爪が凹凸があるとハケがひっかかりキレイに塗れません。スポンジバッファーやシャイナーを使用し、表面がハーフマット位に磨いておくとムラなくポリッシュを運びやすいです。
リッジフィラーを使用する
ネイルベットの色素が薄すぎたり濃すぎたりしてキレイにカラーが発色しない、または磨いても凹凸が馴染み切れないという方はリッジフィラーを使用する方法もあります。
リッジフィラーとは爪の表面の凹凸を埋める繊維入りのベースコートでサロンワークではよく使われます。商品によってはコンシーラーのように色が付いているリッジフィラーもありますので、イエローラインがどうしても透けてしまう等の場合は使用してみましょう。
あまりにも凹凸がひどい場合はそこだけリペアをして表面を整えましょう。
まとめ
薄い色は一見簡単そうに見えますが、実はとってもムラが目立ちやすいのです。ハケ圧や塗布量をきちんと理解して塗っているかが問われますので試験には最適の色とも言えます。
赤ポリやジェルばかりを沢山塗ってきた方は大体ハケ圧が強めです。色に応じてハケ圧がコントロールできるようになれば検定試験だけでなくどんなカラーも塗れるようになります。
また、赤などと違ってナチュラルスキンカラーはモデルさんの練習後、そのままお帰り頂いても嫌がられない色なのでモデルさんも喜ぶと思いますよ。
本番モデルに限らず沢山の人で練習をして、ブラシワークをマスターして下さいね。
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独学でもなんとか合格できる3級とは違い、2級になるとやはりプロの指導を受けなければ合格は難しいでしょう。
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