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ネイル検定1級スカルプチュアの変更点と合格のコツ

ネイル検定2017年春期より、検定試験が新しくなります。
今回は2級のカラーリングに初めてホワイトパールが実施されたり、1級イクステンションの形が大きく変更されています。
今回はネイル検定1級のアクリルスカルプチュアの変更点について、試験官経験もある現役ネイル講師がご説明します。
初受験者も再受験者も、合格したい方必見です。
目次
これまでの1級アクリルスカルプチュア
前回(2016年秋期)までのアクリルスカルプチュアの規定は以下の通りでした。
・ナチュラルルックかフレンチルックを選択
・Cカーブは30%程度
ネイルスクールでイクステンションを習う際、一番最初は1センチのスクエアオフで練習をします。長すぎず短すぎず作りやすい長さです。
また、ほとんどの受験生がナチュラルルックを選択していました。フレンチスカルプチュアはホワイトパウダーでスマイルラインを作成するのが大変難しいため、1級を手堅く合格するためにわざわざ選択する方は非常に少ないです。
フレンチスカルプチュアは認定講師試験の課題になっています。主催者側の意見としても、まずは1級をナチュラルスカルプチュアで合格し、最難関試験である認定講師試験で難易度の高いフレンチスカルプチュアを行うという意図があるようです。
2017年春期からの1級アクリルスカルプチュア
今回2017年春期からの変更された主な規定は以下の通りです。
・スタイリングは全てのイクステンションをナチュラルスタイルに統一すること。
・Cカーブは20~30%程度。
では各項目ごとに技術ポイントをお伝えします。
長さについて
検定試験が実施されてから20年近く、ずっと1センチの長さ規定で実施されていました。
しかし、今回長さが5ミリ~10ミリに変わったのには主催者側の意図として、長めのイクステンションは時代にそぐわない、今後はサロンワークに即した長さに対応できる技術をジャッジしたいというものがあります。
しかし、最初に述べたようにほとんどの人がスクールで1センチスクエアオフで練習してきています。今回からはモデルの10本のネイルベットを考慮して、本番自分が作成する長さを決める必要があります。
長いフリーエッジを作るのに慣れてしまい1ボール目を多くとってしまったり、全体が厚い仕上がりにならないよう、モデルさんの爪の形に対して完成形をイメージしながらアプリケーション&ファイリングをすることが大切です。
ナチュラルスタイルについて
これは、今までもほとんどの方がナチュラルを選択していたので受験者側からしたら大きな変更とは思われないかもしれません。
作成する際にナチュラルパウダー1色で作るのか、フリーエッジをナチュラル、ネイルベットはクリア(もしくはクリアピンク)で作るか選ぶことができます。
合格するための仕上がりとしては、ぱっと見の印象を揃えることが大切です。
ネイルベットの大きさが揃っていないモデルさんで受験をされる際、フリーエッジの長さがバラバラに見えてしまうと、いくらキューティクルから先端まで全体の長さが揃っていても、第一印象が不ぞろいに見えてしまうのです。
このような場合はナチュラルパウダー1色で全てを作成するなど、色のチョイスも大切になってきます。
1級アクリルスカルプチュアについては以下の記事をご参照下さい。
Cカーブについて
今回からジェル検定上級のジェルイクステンションと同様にCカーブが20~30%になりました。
こちらも、あまり深くピンチを入れた形よりも20~30%程度の自爪に即したカーブの方がサロンワークに即した技術であるといえます。
注意したいのは、今までよりCカーブは浅くて良いのかと、仕上がりが先太りになってしまったり、ピンチング不足でフラットな仕上がりになってしまう事です。
アプリケーションの段階で仕上がりのCカーブにしてはダメですよ!そのあとファイリングをして、最終的な仕上がりが20~30%になるようにアプリケーションとピンチングを行いましょう。
モデルの爪の仕込み
1級は2級と異なりフリーエッジを伸ばす必要がないのでモデル選びは2級よりは楽といえます。しかし、2級が受かったからケアの練習はもうしなくても良いということではありません。
モデルのキューティクルが厚く伸びてしまっていたり、サイドウォールが固く角質がついてしまっていると、フォームがはまりずらかったりハーフチップがサイドにあふれやすくなってしまいます。
ルースキューティクルもあまりにも残っていると、アプリケーションの3ボール目で皮膚に流れてしまいキューティクルエリアからのつながりが悪くなってしまいます。
1級受験の場合でもモデルさんに定期的にネイルケアをし、フォームやチップが装着しやすい状態に仕込むことが1級合格のカギとなります。
キレイなモデルさんに出会えることはまれです。自分が作りやすい爪に仕込むのがネイルケアです。2級で合格したネイルケア技術があってこその1級受験であることを忘れずに!
以上をしっかりと練習して、最難関であるネイル検定1級合格を掴みましょう。
スクールや通信講座で1級合格を目指す
独学でもなんとか合格できる3級とは違い、2級や1級になるとやはりプロの指導を受けなければ合格は難しいでしょう。
ネイル検定の試験対策として、スクールに通う以外にも、通信講座を利用する方法があります。
通信はスクールよりも学費が安く済みますし、自分の都合の良い時間に勉強できるというメリットも。
ネイル検定1級にも対応している講座を下記にてご紹介します。
気になる講座を一括で無料資料請求できるので、是非ご活用くださいね。

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