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ジェル検定初級はジェルネイルのベーシックが理解できているかが問われます。
ポリッシュやジェルのカラーリングがどの程度出来ていれば合格をもらえるのか、現役ネイル講師が試験の技術を解説していきます。

ネイルケア

第一課題受験の方はネイルケアを試験中に行います。

第一課題が免除の方もあらかじめ第一課題終了時と同じようにケアをしていなければなりません。
どのようにできていればよいのでしょうか?

ラウンド

左右対称で円の一部のようなカーブを描き、サイドストレートが取られ角がない形がきちんと理解しているかを見られます。
スクエアオフやオーバルになっていないか、10本の長さがそろっているかをしっかりと手を返して確認しましょう。

慣れていないとラウンドの中心が利き手の反対側にずれてしまいがちです。
ナチュラルネイルを削っている状態だと全体の形がわかりずらいので、練習や仕込みのときに一度削ったのち赤ポリッシュを塗ってからチェックすると先端のアーチがわかりやすくなります。

ネイルケア

きちんとプッシュアップをし、キューティクルにポケットが付いている状態にしておくことが必須です。特にコーナー付近はルースキューティクルが張り付きやすいのでしっかりと行いましょう。

ポケットができていないと、第二課題で行うジェルカラーやポリッシュカラーが奥までしっかり塗れないですし、押しあがっていないルースキューティクルをつたってジェルやポリッシュが付着しやすくなります。

キューティクル付近の角質については、初級受験者にとっては処理が非常に難しい箇所です。日頃からモデルさんにこまめにケアを行い、角質ができずらい状態に育てていきましょう。

ポリッシュカラーリング

仕上がりのイメージはネイル検定3級の仕上がりとほぼ同じと考えてよいです。

ベースコート

ベースは透明なのではみ出しに気が付かずさらっと終わらせてしまいがちです。
しかし目立たないからといって、そのまま赤ポリを塗ってしまうとベースコートをつたってカラーが皮膚に付着してしまいます。

赤ポリがキューティクル付近に流れてしまうと修正がとても面倒です。
1工程ずつ丁寧に行うことが大切です。

赤ポリッシュ

カラージェルと同じ色味のものを選びましょう。
ひと言に赤といっても、朱赤っぽいものもあれば深みのある赤までさまざまです。

右手のジェルと左手のポリッシュの色味が著しく異なると減点になります。
まずは自分の塗りやすいカラージェルを決め、それに合わせてポリッシュを探すと良いでしょう。
ハケはしっかりと扇形に平らに広げられるものを選びましょう。
自分の塗りやすいボトルに詰め替えても良いでしょう。

一度目塗り

一度目塗りはキューティクルのラインどりとサイドにしっかり入れます。
多少表面がムラになっても構いませんので、キューティクルを丸くつなげてラインを取りましょう。

爪は丸いので両サイドに隙間が空きがちです。
しっかりと利き手の反対側の手でモデルの手を回してハケの角をサイドラインに合わせるイメージで塗りましょう。

二度目塗り

二度目は色味とツヤを出して行きます。
一度目よりも量が多めでハケ圧はあまりかけず表面の液体を軽く手前に引き下ろして塗るのがポイントです。

修正をする時は全てに行う必要はありません。塗り終わったら左手全体を見渡して、出っ張っている所を削るイメージで修正するとバランスよく早く終われます。

修正用のスティックは薄く削り、できれば数本持っていきましょう。

トップコート

あまりにも赤ポリがはみ出したままトップを塗ってしまうとそのまま赤ポリにつたって流れてしまいます。修正が終わってからトップに進みましょう。

ハケがしなるくらい圧をかけて塗ってしまうと凹凸ができたり赤ポリが溶けてトップコートに付着してしまうので、塗り方は赤ポリ二度目と同様に多めに取りハケ圧をかけずに塗りましょう。

トップコートは商品や塗り方、その日の室温湿度によりバブルが立つ場合があります。
練習で塗る時に塗り終わったらすぐ落とすのではなく、10分少々時間をおきバブルが表面に出ていないかを確認しましょう。

毎回バブルが立ってしまう場合は、トップコートを変えてみたり、ぺたぺたと触るような塗り方をしていないかブラシワークを見直しましょう。




ジェルカラーリングのコツ

初級では右手にジェルカラーを施します。
ジェルの場合厚みがあるのでトップまで仕上げると色味が変わって見えることがあります。
ポリッシュ同様に色味を合わせましょう。

ジェルは、その日初めて塗ろうとすると大体筆が固く感じることが多いです。

会場についてセッティングを終わったら、ベース用やカラー用など使用する各ブラシをジェルを付けて馴染ませておくと筆がしなやかになり、試験が始まってからスムーズに塗ることができます。このひと手間は是非行って頂きたいところです。

ベースジェル

キューティクルやサイドにはみ出しがないか、表面が凹凸がないかをしっかりと確認し、修正を入れてからライトで固めましょう。

ポリッシュと違って硬化してしまうと、後から修正ができません。
わずかな付着や凹凸がそのあとのジェルカラーに響いてしまいます。
ここはしっかりと時間を配分して慎重に塗って頂きたい工程です。

赤カラージェル

JNAの指定商材であるか確認して商品を選びましょう。
指定商材は変更になる場合があります。

今まで大丈夫だったメーカーも外れる場合がまれにありますので、試験の1ヶ月ほど前にJNAのホームページで開示されますので確認をしましょう。

必ずしもベースからトップまで同じメーカーで揃える必要はありません。
特にカラージェルは顔料が入っているためラインどりをする際に、メーカーによっては粘性が高くムラになりやすかったり、柔らかくてキューティクルに流れやすかったりするものがあります。
自分にとって塗りやすいジェルを色々試してみましょう。もちろん、ベース・トップジェルとの相性確認もお忘れなく。

赤ポリと同様に1度目はラインどり、2度目は色味を出していきます。
ポリッシュと異なりジェルは厚みが出るので、絶対にキューティクルエリアにブラシを押し出して段を作らないようにしましょう。

皮膚についた場合はその都度修正をします。
何もついていないスティックで除去をしましょう。
コットン修正は毛羽がつくのでNGです。
クレンザーを付けての修正もダメではないのですが、メーカーにより油分が含まれている場合があります。スティックのみの修正をおすすめします。

赤カラージェルがどうしても皮膚につく・ムラになってしまう方は、カラージェルブラシがご自身の塗り方に合っていない場合があります。

はみ出しやすい:モデルの爪に対して大きすぎるブラシを使っている。
 →小さめのサイズに変えてみましょう。
 
色ムラが出やすい、ジェルが柔らかい(固い)のに固い(柔らかい)毛質のブラシを使っている。
 →ブラシの材質を逆に変えてみましょう。

キューティクルエリアに付着しやすい:ブラシの形状がモデルのキューティクルに合っていない。
 →オーバル型かスクエア型のどちらか塗りやすい形を選びましょう。

ピーコック

ピーコックをする際の色選びのポイントは、自分が好きな色というよりは、にじまず発色の良い色を選びましょう。おすすめはマットな白、濃いブルーやピンク、グリーンなどです。できれば色数は3色以上が見栄えがします。

ラインを引くブラシも、短めだと途中でジェルを足さなけらばならず、均一なラインを引くのが難しい場合があります。長めのブラシで力を抜いて一気にスーッと引くと引きやすいのでおすすめです。

アーチのようなデザインは見栄えがしますがラインが歪みがちです。
どうしても難しい場合はまっすぐのデザインの方がラインを引きやすいですよ。




まとめ

ジェルは、同じ商品を使っていても、モデルさんの爪や技術者の塗り方により仕上がりに差が出てくることが多いです。

まずはここでご紹介したポイントを実践し、通し練習をされてみて下さいね。

⇒ ジェル検定初級の合格のコツや手順

スクールや通信講座で上級合格を狙う

ネイル検定の試験対策として、スクールに通う以外にも、通信講座を利用する方法があります。
通信はスクールよりも学費が安く済みますし、自分の都合の良い時間に勉強できるというメリットも。

ジェルネイル検定初級にも対応している講座を下記にてご紹介します。
気になる講座を一括で無料資料請求できるので、是非ご活用くださいね。

ヒューマンアカデミー
JNA認定校
通学・通信
検定対策

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コースを受講するとネイルパートナーやTATなど、道具や用品を安く購入できる問屋さんでの買い物が可能

業界の中でも通信講座の実績がNO.1 プロになってからも使える質の高いネイル用品で練習できる

人気のジェルネイルブランド「エースジェル」を教材に組み込んだ講座もあり

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JNA認定校
通信・通学
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2~3級対応コース、1級とジェル初級~上級のコース、1~3級とジェル初級~上級をトータルして学べるコースなど、目的に合わせてコースが選べる

プロが現場で使っている上質な用品が教材になっているため、検定取得後も長く使える

自宅での学習以外に、大阪・名古屋・福岡の主要都市でスクーリング(対面での指導)もあり

まとまったお金が用意できない方でも安心。教育ローンで分割払いもOK

カリキュラムはJNA本部認定講師が監修。添削指導も認定講師が行ってくれる

将来的にプロネイリストとしての活躍を目指している方は全級が学べるプロフェッショナルコースがおすすめ


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