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ジェルネイル検定中級のフレンチのコツ

ジェル検定中級では左手5本にフレンチを作成します。
ジェルの粘性を意識し、ポリッシュのフレンチとは異なるブラシワークが大切です。
左右がバラバラ、ラインが不鮮明・・そんなお悩みを持つ受験生のみなさん、中級ジェルフレンチ攻略法のすべてを徹底解説します。
カラー選び
ジェル検定中級のフレンチはクリアベースにマットなホワイトです。
ジェルの色味
とにかく、白がはっきり鮮明に出るカラージェルを選んで下さい。
メーカーによってはフレンチ用ホワイトとして販売されています。
フレンチは先端を数回重ねるのでどうしても先端が厚くなりがちです。先端に溜まりができないように、1度でしっかり発色するホワイトを選びましょう。
ジェルの粘度
できれば粘性の高い少し固めのホワイトが良いです。
顔料が通常のホワイトよりも、多めに入っておりジェルの粘度も固めです。
柔らかめのホワイトは、ブラシワークや修正はしやすいのですがラインが鮮明にならず、何度も塗り重ねる必要があります。
固めのホワイトは、失敗したときの修正は難しいですが、発色がよく、2度塗り程度でラインを鮮明に描くことができます。先端の厚塗り現象も防げます。
これらのフレンチ用ホワイトは仮硬化だけでは未硬化が残ってしまうので、毎回完全硬化させるようにしてください。
使用するときも、顔料の粒が残りやすいので、塗っていてダマがでないようしっかりと攪拌(かくはん)してから使用しましょう。
ブラシ選び
ブラシ選びについてはカラーグラデーションでもご説明しました。
フレンチも、専用のブラシを使用することをおすすめします。
筆の幅
ブラシの横幅があまり大きいと、縦に下しながらラインをつなげるブラシワークが難しくなります。中級フレンチはナチュラルネイルに行うので、あまり大きめでない方がやりやすいです。
筆の形
先端がナナメにカットされているものか、平筆を使いましょう。
ナナメにカットされているブラシはトップエンドが入れやすく、サイドに付着しにくいのでおすすめです。
毛量はあまり多すぎると筆の厚みが出てしまいトップエンドが入れづらくなります。毛のコシは柔らかすぎるとフレンチのラインがつなげずらくなります。よって、ナナメの形でコシがあり、毛量はふつう位のブラシがベストです。
ブラシワーク
それでは、実際にフレンチを行っていきましょう。
ここで使用しているジェルは粘性が固めのもの、筆は斜めにカットされたコシのあるブラシを使用しています。
フレンチ部分は、1度目ではラインどり、2度目では色ムラのカバー、3度目は微調整の、合計3回ほどで行うと良いです。
ジェルフレンチのブラシワークの主なやり方は以下の2種類です。
ポリッシュフレンチと同じ塗り方
①ブラシにジェルブラシを少量取る。このとき目線を指に対して真っ直ぐにしてスタート位置を決める。軽くトップエンドを入れて位置決めをする。
②位置を決めたらそこから中心に向かってラインを描く。この時筆圧がかかっても構わないのでラインがキレイに描くことを優先し筆を運ぶ。
※目線は真正面から絶対変えないこと!
③片側のバランスを確認し、もう片方も同じ高さになるようトップエンドを軽く入れ位置決めをする。
④同様に反対側も中心に向かってラインを描く。全ての指が描き終わったら一度硬化。
⑤二度目塗りは一度目の色ムラ修正をする。一度目よりも少し多めにジェルをブラシに取り、圧はかけずに同様に中心に向かってラインを描く。
⑥ラインを描き終わったら一度指を前に向け、スマイルラインのがたつきがないかをチェックする。歪んでいたら再度ラインをなぞり修正する。
※この時、1度目のラインと同じ位置にラインが重なるように、二度目のラインが前に出ないこと!
⑦必要に応じて三度目の修正を行う。
ブラシを下にスライドさせる塗り方
①ブラシにジェルを取る。指を真正面に向けたら真ん中に一度ジェルをフレンチの幅の分おろして中心を決める。
②中心からサイドに向かい、ブラシの先端の幅を重ねながら筆を先端に下し、ラインをつなげていく。
※筆幅の半分をオーバーラップするイメージで重ねてラインをつなげるとキレイに描けます。
反対側もトップエンドの高さが揃うように意識し、同様に行う。
※ジェルを置く時に筆圧をかけないこと!ラインの下がえぐれてムラになる。
③二度目も同様に行う。描き終わったら指を前に向けてスマイルラインのがたつきがないか確認をし、修正を行いながらラインをつなげる。
仕上がり
フレンチのラインが左右対称であること。
常に真ん中を意識してトップエンドやラインを描きましょう。
フレンチの幅が5本同じであること。
やりがちなのは、小指の幅が太く親指の幅が細くなった状態です。少し引き目に見てバランスを確認しましょう。
イエローラインが見えすぎていないこと。
モデルさんのネイルベットとフリーエッジの長さを考慮してラインを描きます。
特に小さめのネイルベットでフリーエッジを伸ばしている場合、白の幅を取ろうとしてスマイルラインからイエローラインが見えてしまっている場合があります。
ネイルベットの大きさがバラバラの場合は、一番小さいベットに合わせてラインを描きましょう。
写真の薬指のように1本だけなど、著しく見えていなければOKです。
試験ではどちらの塗り方でもOKです。
ポリッシュ塗りは、圧をかけるのでラインはキレイにでやすいですが境目に段がでやすく先端がムラになりやすいです。
縦にスライドする塗り方は、ムラになりやすく、ラインをうまくつなげるのに練習が必要です。
まずは両方試してみて、自分に合ったブラシワークで試験に臨みましょう。
まとめ
フレンチのラインの深さが深すぎてしまうと、サイドに付着しやすくなり難しくなります。中級フレンチはコンテストではないので、ラインの深さはそれほど必要ではありません。
キューティクルラインの丸み・先端のラウンドの丸みと揃うラインを意識して描いていきましょう。
練習の際、フレンチ塗りだけでなく必ずトップジェルまですべて仕上げ、先端に溜まりがなく先端から根元がスムーズなアーチロケーションになっているかを確認しましょう。
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