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【スクール・通信】ジェルネイル検定上級 合格のコツと手順

ジェル検定上級試験は合格率が50%弱という難関の試験です。
すでにJNEC検定1級をお持ちだったり、サロンワークをされていても不合格になってしまう方が多数いらっしゃいます。
ジェルイクステンションの作業に慣れていない、フォルムがキレイに仕上がらないという受験生が多くいらっしゃいます。
ここでは現役ネイルスクール講師が試験内容や上級合格のコツをお伝えします。
試験概要
受験方法は他級同様にオフィシャル会場受験と認定校受験があります。
オフィシャル受験
受験資格
ジェル検定中級に合格している方
受験地
他級同様、全国6か所の主要都道府県となります。
認定校受験
JNA認定校に在学の方は、自校で受験できる自校開催制度があります。
中級同様に、オフィシャル受験と同様に実技・筆記試験を行います。審査は自校の認定講師の先生と協会から派遣された認定講師の試験官が担当するので、自分の学校で受験するから受かりやすい、ということはありません。オフィシャル受験で受験するつもりで試験に臨みましょう。
試験内容
事前審査、実技試験となっています。
モデルの爪の状態やセッティングの衛生状態、指定商材の申請をします。
右手人差し指・中指:ジェルスカルプチュア
右手薬指:ジェルチップオーバレイ+デザイン(テーマ フラワー)
左手中指:ジェルチップオーバレイ
左手薬指:ジェルチップオーバレイ+フレンチルック
技術採点の求められるレベル(基準)について
中級の採点は100点満点中、70点以上で合格です。
仕上がりの求められるレベルについて解説していきます。
イクステンション全般
写真は分かりやすいよう2本並べていますが、実際はスカルプチュアが右手、チップオーバーレイのみは左手になります。左右照らし合わせながら削りましょう。
長さが長くなるほど施術が難しくなりますのでモデルさんのネイルベットの大きさを考慮して、小さいならフリーエッジは8~10ミリ、大きめなら5~7ミリ程度に調節をしましょう。
イクステンションについては、以下を参考にしてください。
⇒ ネイル検定1級 イクステンションのコツはこちら
ノンファイル仕上げはハイポイントの位置を全て揃えるのが難しくなります。イクステンションジェルで厚みを出したら一度ファイルでフォルムを整えた後、トップジェルで仕上げるやり方の方が形を5本揃えやすいのでおススメです。
ジェルクリアスカルプチュア
ジェルチップオーバーレイ
ジェルチップオーバレイ+フレンチルック
フレンチを塗った後イクステンションジェルで厚みを出すのではなく、一度チップオーバーレイを作成してからフレンチルックを塗布しましょう。
ジェルチップオーバレイ+デザイン
時間配分
ここでは時間配分と手順を流れに沿って紹介していきます。
実技試験85分
- 手指消毒、サンディング、チップの指のみ油分除去 5分
- チップ装着・カット・段差削り→5本まとめて油分除去、フォーム装着 5分
- ベースジェル 5本塗布 硬化 5分
- 右手薬指 デザイン作成(仮硬化しながら) 10分
- イクステンションジェルで1本ずつ仮硬化しながら厚み出し5本 25分
- 5本一気に長さ・表面のフォルムをファイル ダストオフ、油分除去 20分
- 左手薬指フレンチ作成(仮硬化しながら) 5分
- 5本トップジェル塗布 硬化、ふき取り、仕上げ 5分
- 見直し 5分
以上はあくまでも一例となります。
効率よく施術するポイント
ジェルアートの指はデザインが全て埋め込まれてなくてはなりません。5本にベースジェル塗布後、先にアートの指から作成し、一気に厚み出しをして削ったあとフレンチを行うと作業効率が良いです。
中級に比べて長さのあるイクステンションになるので大量のジェルをすくって乗せるのが難しくなります。長さ厚み出し用に少し大きめのスクエアジェルブラシを用意しておくとアプリケーションがしやすいです。
フレンチのカラーは1度塗りでも2度塗りでもOKです。ベースカラーを少し濃い目のベージュ等を1度塗りのみにするともったりした厚みも出ず早くできます。
まとめ
ジェル検定上級はスタートから終了までノンストップになります。アプリケーションまでを1区切りと考え時間配分を組み立てると良いでしょう。
検定1級を受験された方で上級を受験された方の合格率は高いようです。しかし検定1級を受験されたことがない方の場合、長さのあるイクステンションのフォルムの理解が不足しており形の完成度がもう一歩の方が多い印象があります。
基本的なイクステンションのフォルムはアクリルもジェルも同じです。ジェルイクステンションだと中太ったり先太ったりしがちです。アプリケーションが終わったらまずはアウトラインを完璧に削ってから表面の削りに入るよう心がけましょう。
ジェルが人気の昨今、長さだしのニーズも高まってきています。長さだしはアクリルでしかできないということがないよう、上級受験を期に是非マスターしましょう。
スクールや通信講座で上級合格を狙う
ジェル検定上級合格に向けて活用したいのがスクールや通信講座です。
上級にも対応している通信講座がありますが、難易度の高い資格なので、できれば対面で直接指導してもらえるスクールの方がおすすめです。
上級対応の講座を下記にてご紹介します。
気になる講座を一括で無料資料請求できるので、是非ご活用くださいね。

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