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デザインだけじゃダメ?ダッペンディッシュの選び方!おすすめは?

ネイルのイクステンションで、アクリルスカルプを作るのに欠かせないのがアクリルリキッドを入れるダッペンディッシュです。
「このデザイン可愛い~」と、ついなんとなくで選んでしまいがちですが、選び方と使い方によってはのちに技術上達に大きな差がついてしまいます。
今回はダッペンディッシュの選び方についてご紹介します。
ネイル検定1級受験の方、必見です!!
ダッペンディッシュとは?
そもそもダッペンディッシュとは何かというと、ネイル用品の場合、スカルプチュアのアクリルリキッドやネイルアートの水入れなどを入れるための容器になります。
素材はガラスや陶器、耐溶性プラスチックなどがあります。
一般的にダッペンディッシュ=アクリルリキッド入れを指すことがおおいです。
ダッペンディッシュの選び方
アクリルリキッド用のダッペンディッシュは、選び方にコツがあります。
以下を参考にお気に入りを見つけましょう。
素材
ガラス製か陶器などを選びましょう。耐溶性プラスチックの場合ダメではないのですがフタ部分が溶けてしまったり変質してしまう場合があります。
大きさ
アート用水入れのような小さめのものではなく、手のひらサイズ程度の大きめのものを選びましょう。
ネイル検定1級試験やサロンワークでは人の手の両手分ほどのリキッドが必要になります。頻繁に継ぎ足してタイムロスしないよう、ある程度の大きさが必要です。
形
容器の口部分が大きく浅いものと、口部分が少しせまく縦長のものがあります。
おススメは縦長です!
筆をリキッドに浸す際、口部分が多きく浅いと筆を寝かさなければならないためリキッドが取りずらくなります。すこし縦長の方が筆をしごいたりリキッドを先端に溜めたりしやすくなります。
色
「え?好きな色じゃダメなの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
アクリルリキッドは使っていると筆に付いたミクスチュアが溶けていきどんどん汚れてしまいます。汚れたリキッドを使い続けるとミクスチュアが取りずらくなります。
そこでおススメなのが黒いダッペンディッシュです!
黒はリキッドが濁るとわかりやすいので目安になります。ダッペンのリキッドの色が変わってきたらリキッドは継ぎ足さず、一度捨てて新しいリキッドを注ぎましょう。
キレイなリキッドでベストな状態のミクスチュアを取ることが上達の近道です。
重さ
片手で持ったときにある程度ずっしりとした重みがあるものをおすすめします。
人にスカルプチュアを施術するとき、利き手のみでリキッドを取りミクスチュアを取るという作業をしなければなりません。
ダッペンディッシュが軽かったり重みがないと安定感がなくなり、筆をしごいたときに動いてしまいます。
ガラス製や陶器製の場合、ある程度の重量があるのでおすすめです。
また、フタ部分がコルク製の場合、そのまま使っているとコルクが欠けたりしてリキッドの中に混ざってしまいます。コルクフタをアルミホイルで包んでから使用すると混ざり防止になります。
サロンワークで使う
ネイルサロンでお客様に使う場合、1個だけでなく何個か用意をしておくと便利です。
とくに、サロンで人気のグラデーションスカルプやラメのスカルプはリキッドが汚れやすいです。パウダーの種類に合わせてダッペンを用意しておきましょう。
検定試験
ネイル検定1級を受験する場合、スカルプチュアを作成する用とミックスメディアアートを作る用が必要です。
アート用のダッペンは、3Dアートが作りやすいようにあらかじめリキッドとブラシクリーナーを混ぜたものを仕込んでおきましょう。
受験生が悩むのがラベルの表記です。JNECの検定要項にのっとった正しい表記は「アクリルリキッド」です。お間違えのないように!
コンテスト・認定講師試験
ネイルのコンペティションや認定講師試験を受験する方はダッペンにこだわっています。
どちらともフレンチスカルプチュアを作成するのですが、じつはダッペンディッシュは最低3つは必要ってご存知でしたか?
フレンチスカルプのスマイルラインを作るためのホワイトパウダーはリキッドが大変汚れやすいです。少しでも汚れたら入れ替えたり、予備のダッペンは筆を洗う用として使っている人もいます。
また、ネイルベットをピンクパウダーのミクスチュアで作りますが、コンテストや講師試験の場合、ホワイトパウダーと異なりピンクリキッドというリキッドを使用することが多いです。よってピンク用のリキッドが必要ということになります。
使いやすいダッペンディッシュを見つける
自分にとって使いやすいダッペンディッシュが見つかると、ミクスチュアが格段にとりやすくなります。
ベテランネイリストならいざしらず、アクリルスカルプチュアに慣れていない方はミクスチュアを安定して取るのが苦手な方が多いです。
今回お伝えした内容を参考にダッペンを選び、施術をするときには利き手側にダッペン・パウダー・ペーパーをまとめて設置して作業をすると、驚くほどやりやすいですよ!
是非、ためしてみてくださいね。