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ジェルネイル検定中級のケアカラー、ジェルオフのコツ

ジェル検定中級の第一課題で行うケアカラーと第二課題で行うジェルオフ。
ケアカラーは初級第一課題でも行いますが、初級と異なり中級レベルに技術を仕上げる必要があります。
また、ジェルオフはあまり練習をする機会がないので、効率の良いオフ方法がわからないという方が大変多いです。
今回は、中級合格のためのネイルケア、ジェルオフについてを徹底解説します。
ネイルケア
ラウンド・クリーンナップの求められるレベルはネイル検定2級と同様です。
プロとしてお金をもらえるレベルになります。
ファイル・プッシュアップ・ニッパーハンドリングは試験中に工程審査といって施術している所を審査されます。仕上がりだけではなく、試験官から見て安定した施術になっているように、日頃から動きを意識しましょう。
第一課題から受験
試験内でネイルケアを行うのは左手5本です。
右手はあらかじめネイルケアをしてジェルカラーを塗布となっています。
間違えて右手にネイルケアを行っていないということが無いようにしましょう。
ややこしいのですが、第一課題受験者は当日ラウンドを削る時は、既にケアをしている右手と同じように削らなければいけません。
さらに右手はジェルカラーが付いていますので、長さを合わせるときに注意しましょう。
第二課題から受験
左右のネイルケアをして右手にジェルカラー塗布です。
きちんとケアがされていない場合や、ラウンドが取れていない場合は減点になります。
ファイル
必ず指で支えながら一方向に動かします。仕込みの段階できちんと形が出来ていれば、たくさん削ることはないので、焦らずに正しい角度で動かしているということが試験官にわかるようにファイルをかけましょう。
プッシュアップ
小指で支えを取りながらキューティクルのラインに沿って放射状に動かします。ルースキューティクルはサイドウォールのコーナー付近からキューティクルエリアに向かって手前2~3ミリ位の位置から生えていることが多いので、生え際2~3ミリ手前から放射状に動かします。
先端をグルグルと回すような押し上げ方やモデルさんの手が動いてしまう位強い力で行っているなども、検定では減点の対象となるので気を付けましょう。
ニッパー&ガーゼクリーン
ガーゼをテーブルに引きずっていないか、ニッパーの刃先は指で支えられているかを見られています。引きちぎってしまったり刃先を上に持ち上げて跳ねるようなハンドリングをしてしまうと、試験の時減点になるので気を付けましょう。
3級と2級レベルの仕上がりの大きな違いとしては、キューティクルの角質化した部分の処理がされているかどうかで見栄えが変わってきます。
押し上げて、ヒラヒラしているところをニッパーで大きく開閉しカットすると出血しやすくなります。また2級の採点基準として、検定試験ではキューティクルはカットしないとされています。
では、どうやるのかというと、モデルさんの1週間前までの仕込みが重要になってきます。
個人差もありますが、ケアをしたことがない人の場合、この角質部分が伸びてプレートにへばりついています。一度ケアをしただけでは完全に押しあがり切れません。無理して行わず数日おきにネイルケアを行い少しずつ押し上げていきます。
その際、押しあがった半透明の部分を刃先の角度を上からつまみ取るように、少しずつ取っていくと除去することができます。
ルースキューティクルを除去する時のように、刃先を内側に向けると中を切って出血してしまうので角度には気を付けて下さい。
1週間に1度位を2ヶ月ほど続けていると、この角質部分は退行してほとんど伸びなくなってきます。
このように、検定受験の2ヶ月ほど前からモデルさんにこまめにケアをして、角質のないキューティクルの状態に仕上げていきましょう。モデルさんにもホームケアとしてキューティクルオイルなどの保湿を必ずしてもらうようにしましょう。
ジェルオフ
中級実技試験第二課題では、爪に負担なくサンディングがされて正しくオフ溶剤を使用しているかを見られています。
第二課題では施術内容が多いので、ジェルオフをスムーズに終え、他の施術に時間を配分することが大切です。
オフ用ジェル選び
とにかく「オフがしやすい」ことが最優先です。
オフ用ジェル塗り方
通常はプレパレーション時にサンディングを行いますが、オフ用ジェルを塗る際はやらなくて結構です。むしろ逆で、表面をシャイナーでツルツルに磨いてから塗布をしましょう。
ベースジェル、赤カラージェルは通常通りに塗ります。オフをしやすくするために、キューティクルやサイドが著しく隙間があいていたり、赤カラージェルが透けるくらいに色味がうすいと減点になります。
トップジェルは厚みを出すような耐久性のあるジェルは避けましょう。
サンディング
中級試験では表面のサンディングは必須です。ジェル商品によってはサンディングなしでもオフができるものもありますが、これらを使用した場合でも、必ずサンディングは行って下さい。
サンディングは手削りでもマシーンでもどちらでも大丈夫です。手削りの場合は皮膚を削ることなく、しっかり指でブロックして削っているか、マシーン使用の場合はビットの角度が爪に対して安全な角度で当たってるか、試験中見られています。
どれくらいサンディングするかの目安ですが、トップジェルの表面を軽くキズを付けただけだとジェルリムーバーの浸透が遅くなります。カラージェルの層に到達したくらいまでは削ると良いです。
上記の塗り方で塗っていれば、マシーンを使わなくても手削りで素早くオフできます。
マシーンを使用する場合の注意点は、受験生一人に対して電源プラグの割り当てが1口です。
マシーンを使用しコンセントを差し替える際、手指消毒が必要になりタイムロスになりますので、特別な事情がない限りは手で削ることをおススメします。
オフ剤でくるむ
サンディングを終えた後、コットンにジェルリムーバーを浸しアルミで巻いていきます。5本一気にまとめて削っても良いですが、1本ずつ削って巻く、の繰り返しが付け置き時間が長くなるのでオフしやすくなります。
オフ用のコットンは、あらかじめ爪の大きさ位に小さめにカットしておき、リムーバーをひたひたになるくらいに含ませて巻くと早く浸透します。爪よりも大きいコットンだと指先全体にリムーバーが付いてしまい乾燥してしまうので、極力広範囲につかないようにしましょう。
リムーバーの漏れ防止や浸透を良くするためにアルミホイルを2重に巻くのもおすすめですよ。
溶けたものをオフ
右手5本を付けおきしている間に左手のポリッシュオフ、プレパレーションまで行います。
そのくらいの時間をおけば、右手のジェルはほとんど溶けていると思います。
除去をする際はメタルプッシャーの丸い部分を使用し、溶けて浮き上がったところからオフしていきましょう。ネイルプレートに負担がかかるような無理にはぎ取る動作をしていると減点になります。
オフ用ジェルを仕込み過ぎて、アルミを開いたらすべてなくなっているような溶け方だと、使用禁止の下地材を使用しているのではないかと思われる場合があります。オフ用ジェルの溶け方について、練習で確かめておきましょう。
まとめ
中級ネイルケアの仕上がりは、初級第一課題よりもレベルを上げて仕上げていきましょう。
以下の2級ネイルケア記事も併せてご参考下さい。
⇒ ネイル検定2級のネイルケアのコツ
ジェルオフについては、事前の塗り方さえきちんと行っていれば、片手ポリッシュオフが終わったころには、ほとんどオフができているはずです。また、オフ時に出たゴミやダストも工程が終わるごとにペーパーを取りかえるなどして、テーブル上が衛生的に保たれているよう心がけて下さい。
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