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ネイルの資格で最高難関な検定1級。

中でもスカルプチュアは親指小指を含む片手5本作成するのでとても難しい試験内容です。

「普段イクステンションに慣れておらずタイムオーバーになってしまう」
「複数本を付けると形がそろわない」

などの不合格理由が圧倒的に多いです。

ここでは1級試験でのスカルプチュアのコツを、フォームとアプリケーションに絞ってお伝えしていきます。

道具の見直し

限られた時間の中でより良い作品を作るために、以下の道具をそろえることをおすすめします。

スクールで最初についてくる教材はビギナー向けであることが多いです。

また練習をしているうちに毛が傷んだり切れたり穂先が割れたりして良い状態のミクスチュアが取りづらくなります。
受験に合わせてグレードアップしたものに買い替えましょう。

1級のイクステンション向けのスカルプチュアブラシは適度な太さと毛の長さ、コシがあると全ての指に合う大きさのミクスチュアがとりやすくなります。

万が一、本番中に固まった時を考えて予備も用意しておきましょう。

ダッペンディッシュ

形が可愛いから、という理由だけで選んでいませんか?

検定では7本のイクステンションを作りますので、リキッドが汚れやすいです。
できればダッペンの色はリキッドの濁りがわかりやすいように黒色がおすすめです。

また、筆をしごいた時に倒れないよう適度な大きさと重さ、安定感のあるものを選びましょう。
筆が汚れやすい方は、ミクスチュアを取る用・洗う用と2個用意をしましょう。

道具がそろったら、まずはミクスチュアを安定して取れるようにトレーニングしましょう。
チップオーバーレイのコツについては以下を参考にして下さい。
⇒ 1級チップオーバーレイのコツや手順

また、2017年春期より1級スカルプチュアに変更点があります。
⇒ 1級スカルプチュアの変更点と合格のコツ

フォーム 

カットについて

フォームはあらかじめ仕込んで行くことが可能です。

しかし、モデルさんのイエローラインに合わせて爪にぴったり合うようにカットするのはなかなか難しいものです。

カットのコツは、まず上から当ててみて左右の幅を決め、その後ストレスポイントからイエローラインの真ん中までの上下の幅を決めて、イメージよりも狭く浅くカットし一度はめてみます。

その後微調整をしながら少しずつカットしていくと合いやすくなります。

ハサミについて

カット時に使用するハサミも重要です。

切れ味の良いものを用意し、フォーム以外はカットしないように分けましょう。

切れ味が悪くなるとカットした断面がグシャグシャになってしまい、自爪とフォームの間に隙間があいたり、フォームに折りグセが付いてしまいます。

使用メーカーについて

フォームは様々なメーカーから販売をされています。
以下をポイントに選んで下さい。


接着力が高い

フォームを留めるウィング部分がアプリケーションの途中でパカッと開いてしまうことがないよう、しっかりと留まるものを選びましょう。ウィング部分を広く取ってあるものも安定感があります。


ハリのある素材

ふにゃふにゃの髪質だと、折りシワがつきやすくなります。
固すぎるとカットをする際、断面がグシャグシャになりやすくなります。
曲がりずらく安定感のあるハリのある物を選びましょう。

フリーエッジ部分の色がシルバーのものや色が付いているものがあります。
先端をナチュラルで作成する際、黒などの色がついているものは1ボールのスクエアのコーナーが見やすく作りやすいのでおすすめです。




 

アプリ1ボール

フォームは、チップオーバーレイのチップ装着の角度に合わせて装着します。

異ならないよう、フォームを装着する際に横から見て確認をしましょう。
装着したらウィングを留める前に手を返してまっすぐになっているかダブルチェックしましょう。

チップオーバーレイの項目でもご紹介しましたが、ナチュラル1色で作る方法と、先端をナチュラル、ネイルベットをクリアかクリアピンクで作る方法があります。

ここでは1ボール目の境目をつぶして作る方法、スマイルラインを作る方法のやり方をご紹介します。

【ナチュラルで境目をつぶして作る方法】

1ボールを取ったらイエローラインの少し上に置きます。

筆を立て気味においた境目をつぶしながらしっかりと左右のストレスポイントまで運びましょう。

境目がきちんとつぶせてなく壁ができてしまうと、磨きまで仕上げた際にラインが出てしまいます。
しっかりと筆の穂先全体を使うようにしましょう。

【ナチュラルでスマイルラインを作る方法】

1ボールを取ったらイエローラインの少し下に置きます。

※ボールの量はナチュラル1色の時に比べて気持ち多めです!

フレンチスカルプのスマイルラインを作るように、筆を立てずミクスチュアで壁を作るように左右のストレスポイントに運びます。

イエローラインの上にスマイルラインが出来ました。

スマイルラインを作るやり方の方が上級者向きかもしれませんが、1級取得後、認定講師受験を考えていてフレンチスカルプもできるようになりたいとお考えの方は練習する価値アリです。

アプリ2ボール

基本的にはチップオーバレイの2ボールとミクスチュアの運び方は同じです。
ハイポイントをつぶさないように筆を立てすぎないようにしましょう。

ネイルベットをクリアピンクで作る場合は、2ボールを下につなげていく際、フリーエッジ部分にピンクがかぶってしまうと色むらの原因になりますのでピンクを引きすぎないように注意しましょう。

1ボール目でご紹介したスマイルラインを作る技法がおすすめです。

横から見ながら、ハイポイントの高さが全てそろうように、他の指やチップオーバーレイの指と見比べながらミクスチュアを運びましょう。

アプリ3ボール

こちらもチップオーバーレイの3ボールと運び方は一緒です。

スカルプチュアの場合、親指と小指が入ってきます。

小指が乗せすぎ、親指がフラットになりすぎないようバランスを考えながらアプリケーションを行いましょう。

3ボール付近に厚みが出てしまうとファイルがけが難しくなってしまいます。
軽く筆で抑え、厚みがでないように整えるとファイルをかけるときにあてやすくなります。




まとめ

スカルプチュアは1ボール目を作成する際、短かったり長くなってしまいがちです。

既に乗せ終えているチップオーバーレイの指と揃えることを常に心掛けてアプリケーションを行って下さい。

また、全ての指が乗せ終わりピンチまで終えたら、すぐに削りに入らず足りない所はないか、ハイポイントの位置が低い指はないか、厚みは7本が均等かを確認してから削りに入りましょう。

フォームを人に付けるのに慣れておらず、本番苦戦する方が非常に多いです。
日頃からハンドだけでなく、本番モデルさん以外の方でもいいのでカットして装着するというトレーニングを積み重ねておきましょう。

⇒ ネイル検定1級合格のコツや手順

スクールや通信講座で1級合格を目指す

独学でもなんとか合格できる3級とは違い、2級や1級になるとやはりプロの指導を受けなければ合格は難しいでしょう。

ネイル検定の試験対策として、スクールに通う以外にも、通信講座を利用する方法があります。
通信はスクールよりも学費が安く済みますし、自分の都合の良い時間に勉強できるというメリットも。

ネイル検定1級にも対応している講座を下記にてご紹介します。
気になる講座を一括で無料資料請求できるので、是非ご活用くださいね。

ヒューマンアカデミー
JNA認定校
通学・通信
検定対策

ネイル検定2・3級のみに対応しているコースや、1~3級まで全て学べるパーフェクトコース、その他にもジェルネイル検定対策もセットになった講座もあり、コース設定がどこよりも豊富

コースを受講するとネイルパートナーやTATなど、道具や用品を安く購入できる問屋さんでの買い物が可能

業界の中でも通信講座の実績がNO.1 プロになってからも使える質の高いネイル用品で練習できる

人気のジェルネイルブランド「エースジェル」を教材に組み込んだ講座もあり

検定合格に的を絞った添削課題はJNA本部認定講師が作成。添削も講師自らが対応してくれるので、合格ポイントなど的確にアドバイスしてもらえる


K-TWO
JNA認定校
通信・通学
検定対策

2~3級対応コース、1級とジェル初級~上級のコース、1~3級とジェル初級~上級をトータルして学べるコースなど、目的に合わせてコースが選べる

プロが現場で使っている上質な用品が教材になっているため、検定取得後も長く使える

自宅での学習以外に、大阪・名古屋・福岡の主要都市でスクーリング(対面での指導)もあり

まとまったお金が用意できない方でも安心。教育ローンで分割払いもOK

カリキュラムはJNA本部認定講師が監修。添削指導も認定講師が行ってくれる

将来的にプロネイリストとしての活躍を目指している方は全級が学べるプロフェッショナルコースがおすすめ


クラスタイルネイルカレッジ
JNA認定校
通信・通学
検定対策

3級に対応したネイルベーシックは6万円代で受講が可能

検定対策以外にもジェルネイルの講座の種類が豊富。ジェルネイルスタンダードやエキスパートならネイル検定2~3級にも対応

JNA本部認定講師による監修で充実したカリキュラム。添削で徹底指導

ネイル初心者も大歓迎!添削無制限で合格基準に達するまで何度でも添削を受けることができる

24時間質問メールを受付。スクーリング制度もあり講師から実際に指導を受けることもできる

Skypeでの相談も可能。サポート体制が充実している


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