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ネイルサロンでボディジュエリーを導入するメリットは?

ボディジュエリーという美容技術をご存知ですか?
ネイルサロンやエステサロンなどでプラスアルファのメニューとして導入するお店が少なくありません。
今回は、ネイリストとしてボディジュエリーを学ぶためにはどうすればよいかご紹介します。
ボディジュエリーってどんなもの?
その名のとおり、ボディ=体にキラキラとしたラインストーンやグリッターなどをジュエリーのように施した技術です。
あらかじめデザインの形にくりぬかれたマスキングを肌に貼った後、肌には負担のかからない特殊なグルー(のり)を使用してグリッターパウダーやストーンなどを貼りつけて仕上げます。
タトゥーとは異なり1~2週間ほどデザインを楽しむことができます。また、落とす際は簡単にご自身で落とすことが出来ます。
デザインは豊富で、主な技法としてはラインストーンを使用したもの、砂絵のようなグリッターパウダーを使用するもの、エアブラシというスプレーのような機械を使い、吹き付けるものがあります。
もともとアメリカ発祥の美容技術で、ハリウッドセレブがダイヤモンドのパウダーなどでドレスなどの露出度の高いファッションのデコルテを描き始めたのが始まりです。
日本では2010年ごろから紹介され始め、専門店というよりは、美容室やネイルサロン、エステサロンなどのオプションメニューとして導入されていることが多い技術です。
ビューティーワールドジャパンなどの大規模美容トレードショーでも毎年出展されておりその認知が高まっています。
ネイルサロンに取り入れる
ボディジュエリーは専門店というより、ネイルサロンなどでオプションメニューとして「導入しやすい」「お客様に勧めやすい」のが特徴です。理由としては以下が考えられます。
ネイルサロンにくる顧客層の美意識に一致
ネイルをするお客様は細かい箇所の美意識が高い傾向があります。
キラキラしたボディジュエリーは興味を持ってくれる可能性が高いのでネイリストも勧めやすいです。
ブライダル需要
ネイルサロンではブライダルでご来店される方が多いです。
昨今はドレスのデザインも多様化しているので、ブライダルネイルと一緒にお色直しのカラードレスのデコルテなどにボディジュエリーをコーディネートする、というシチュエーションをお客様にご提案しやすいです。
シーズンイベント
普段使いとしてボディジュエリーは馴染みませんが、夏の水着や浴衣を着る時、ハロウィンでの仮装パーティの時、成人式の振袖に合わせてなど、一年を通じておすすめしやすい時期が多くあります。
キッズ・マタニティ需要
お子様のダンスの発表会や七五三などはもちろん、実はひそかに注目されているのがマタニティフォトでの需要です。
おなかの大きい妊婦さんとしての姿を記念に残したいということで、マタニティフォトを撮影される方が急増していますが、「ベリー(お腹)アート」というデザインを施す方が増えています。
存在感のあるボディジュエリーは撮影にぴったりです。
ネイリストに向いている理由
ネイル以外のメニューを導入するのはネイリストにとって勇気のいることです。
しかしボディジュエリーは、ネイリストという職種にとっては、とりわけハードルが高いというわけではなさそうです。
仕事内容が似ている
細かいストーンを貼りつけたり、エアブラシを拭いてアートをすることは、ネイルでも行っているので、自分の既に持っている技術を生かすことができます。
特殊な資格は不要
まつ毛エクステンションなどと異なり、美容師免許などの国家資格は必要ありません。
どなたでも始めることができます。
どうやったら学べるの
ボディジュエリーはどうやったら学ぶことができるのでしょうか?
・専門スクールに通う
・個人で開講しているスクールに通う
・通信教育で学ぶ
等の学び方があります。
ひと言にボディジュエリーといっても、どんな素材を使用するか、デザインの方向性により、選ぶスクールや受講費用・受講時間が異なってきます。
ラインストーンを使用したキラキラとしたエレガントなものがいいのか、グリッターを使用したカラフルなデザインがいいのか、腕や肩などの小範囲に簡単に施術できる方がいいのか、デコルテや肩・お腹など広範囲の本格的施術がいいのか・・・。
まずは自分がサロンでターゲットとしている顧客層の好みのデザインを検証しましょう。
その後、自分の導入したいデザインを教えてくれるスクールを探しましょう。
ボディジュエリーの協会・検定について
ネイルと同様に、ボディジュエリーも協会や検定があります。
団体の認定スクール制度や主催セミナーもあります。
ここでは主な団体をご紹介しますので、ホームページなどを参照されてみて下さい。
・一般社団法人ボディージュエリスト検定協会(http://bea-bodyjewelry.or.jp/)
・一般社団法人日本ジュエルアート協会(http://jja-a.jp/)