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ジェルネイル検定中級のグラデーションのコツ

ジェル検定中級で行うグラデーション。何度やってもムラが出来てしまうという方、ただ筆にジェルをとって、ぺたぺたと塗っていませんか?
中級グラデーション攻略法のすべてを徹底解説します。
カラー選び
中級グラデーションの指定カラーはマットなピンク系のジェルになります。
検定要項に記載の写真の通り、ピンクが薄すぎたり濃すぎたりすると減点になります。グラデーションをした際にイエローラインが透けない発色でなおかつ、既定の色の濃さになるようにしましょう。
グラデーションの範囲は爪の三分の二です。残り三分の一の根元部分はクリアが見えている状態が規定のグラデになっています。
ジェルの色味
ピンクの色味は、青みがかったものからサーモンピンクまで様々です。モデルの手の色を考慮して、お肌がブルーベースの方は青みよりピンク、イエローベースの方は黄色みよりピンクを選ぶと、肌がくすまずキレイにみえます。
また、モデルさんの元のネイルベットの色素の強い方は、薄いジェルを使うとイエローラインが透けやすくなります。このような場合は少し濃い目のカラージェルを使い、ブラシワークと塗布回数で調整しましょう。
ジェルの粘度
カラージェルは顔料が入っています。顔料の濃度によりジェルの粘度が柔らかいものから固めのものまでさまざまです。
柔らかめだとぼかしやすいですが発色が薄くなるので回数を重ねなければなりません。固めだと発色が良いいですが、ブラシでぼかす際にムラになりやすくなります。
自身のブラシワークに合わせて、カラージェルの粘度を選びましょう。
ジェルメーカーによってはグラデーションがしやすいシリーズなどもありますので是非活用しましょう。
ブラシ選び
ジェルのグラデーションの難しさはブラシワークにあります。ベースジェルやトップジェルとは別に、グラデーション用の筆を用意しましょう。
基本的には、お使いのジェルメーカーの推奨しているブラシを使用が望ましいですが、最近は筆の種類もさまざまです。どれを買ってよいか分からない方のために筆選びのポイントをお伝えします。
筆の幅
小さめは扱いやすいですが、ぼかす際に筆でたたく回数が多くなりムラになる場合があります。大き目は少なめのストロークでぼかせますがサイドに付着しやすくなります。
モデルの爪幅に合わせて選びましょう。
毛量
毛の量や長さはメーカーにより異なります。
毛量が多いとジェル含みが良い反面、多過ぎてはみ出す場合があります。少ないとジェル含みは劣りますが、扱いやすくなります。
毛の長さが長いとしなやかさが出てくるのでぼかしやすくなり、短いとコシが出てくるのでグラデーションには若干不向きなので、グラデでは長めがおすすめです。
毛質(固さ)
毛質はグラデーション用ブラシを選ぶ上で最重要項目です。
メーカーにより、コリンスキーなどの天然毛や耐溶性のナイロン毛など様々です。
グラデーションをぼかしていく際、固いブラシだと塗ったジェルをほじってしまいムラがでやすくなるので、できるだけしなやかでやわらかめの毛質を選びましょう。
ブラシワーク
それでは、実際にグラデーションを行っていきましょう。
ここで使用しているジェルは粘性が柔らかめ、筆は毛が長めのナイロンブラシです。
ジェルグラデーションのブラシワークの主なやり方は以下の2種類です。
タッピング方式
筆でたたきながらぼかしていくやり方です。
①筆にジェルを取り、先端を塗ります。
②一度筆を拭いた後、カラージェルの境目を少々圧をかけ、たたくようになじませます。
③横幅ぶんがぼかせたらライトで硬化します。
④二度目塗りは、一度目よりもキューティクル側に少し上がった位置からスタートし、同じようにぼかします。
⑤何度か繰り返し、所定の位置までグラデーションをかけていきます。
タッピング方式の場合、通常のカラーを塗る要領で筆を上から下へ運ぶのでやりやすいです。たたく際に力が強すぎると筆痕が残ってしまいムラになります。筆の先端1ミリくらいを使うイメージでたたいてぼかしていきましょう。
スライド方式
先端にカラージェルを塗った後、筆を横にスライドして境目を馴染ませるやり方です。このやり方の場合、ブラシは平筆か斜めにカットされているものを使用して下さい。
①筆にジェルをとり先端を塗ります。
②一度筆を拭いたらかるくベースジェルを筆になじませ、ブラシを横向きにし、ネイルプレートに対して約45度の角度であてて、少し圧をかけながら横にスライドして境目を馴染ませます。
※ジェルの境目をつぶすイメージでスライドさせましょう。
③横幅分がぼかせたらライトで硬化します。
④二度目塗りは、一度目よりもキューティクル側に少し上がった位置からスタートし、同じようにぼかします。
⑤何度か繰り返し、所定の位置までグラデーションをかけていきます。
スライド方式の場合、あてる角度が立ち過ぎているとグラデにならず横に塗っただけの状態になってしまいます。プレートに対して当てる筆の角度を掴むまで少し練習が必要ですが、タッピングよりきれいにむらなくぼかせると思います。
仕上がり
クリア部分が三分の一見えているか
色ムラのせいでグラデが半分に見えたり、ムラをカバーしようとして重ねていくうちにほぼ1色塗りになってしまう場合があります。
境目がムラなくぼかせているか
ボコボコと筆のあとが残った状態にならないように、もしあとが残っていたら再度ジェルを重ねてカバーしましょう。
右手4本がバランスよく塗れているか
右手4本が同じ幅でグラデーションが入るように全体のバランスを意識しましょう。
1本ずつぼかしながらも、常に4本のバランスを揃えるよう心がけましょう。
まとめ
初歩的なことですが、ムラなくぬるためには一番最初のベースジェルが均一に塗れていることが大切です。ベースのサイドがはみ出していたり足りなかったりすると、その後のグラデーションを塗る際に響いてきてしまいます。基本に立ち返り、1工程ずつ均一に丁寧に塗るようにしましょう。
1色塗りと異なり、グラデーションをする際、筆先をペーパーで拭く回数が多くなります。ペーパーの細かいケバがついてカラーに交じり凹凸ができないよう、毛羽立ちの少ないペーパーを使用したり、ブラシ洗浄液を併用するのもおすすめです。
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