記事の詳細

副業でネイリストとして働きたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本業の休みの日や、仕事が終わった後の時間を活用してお客様を呼んで施術をする方法もありますし、最近では美容室やエステの一角で施術できるネイリストを募集している求人もあります。

そういったところでは毎日の勤務ではなく、週1~2回の勤務でも可とされているところも多いので、本業プラスで働きやすいのではないでしょうか。

ネイリストとして働いてみたいけど、それ一本は収入的に厳しそう・・・

何か本業を持っていながらネイルの仕事をできるの?

そんな疑問に現役ネイル講師がお答えします。

本業がどんな職種なのかによって異なる

いきなりですが、私は今肩書としてはネイルスクール講師が本業です。
サロンワークもしていますがメインは講師業なのでサロンワークが副業とも言えます。

このように、本業が何の業種によるかで副業としてのネイリストが可能か不可能か、変わってきます。

美容師さんやまつ毛エクステ、エステサロンなどの同じ美容業界のお仕事をされるのなら、お休みの日など空いている時間を利用しての副業がしやすいです。

接客業としてのスキルやノウハウも十分生かすことができるでしょう。

意外と多いのが飲食業界です。
知り合いのカフェのスペースを利用して曜日限定で施術を行う等です。

アパレルの仕事をしながらの副業ネイリストさんもいらっしゃいます。

アパレル関係はネイルや髪形などが比較的自由なので自分のネイルもできますし、お休みがシフト制であることが多いのでスケジュールが立てやすいです。

一般事務職などの職種の場合ほとんどが土日休みであることが多いので、休みの日を利用したり、平日の夜などの時間を活用することができます。

必要な資格

副業で行う場合でも、本業ネイリストさんにとって必要な資格とさほど変わりはないのですが、どのくらい副業で稼ぎたいかによって求められる資格の種類が変わってきます。

ネイルのチップをネットで販売して月数千円程度のお小遣い稼ぎをしたいのなら、人に施術するわけではないのでネイルの基礎技術である検定3級や初級レベルでも可能です。

⇒ ネイルチップの販売は資格がいるの?収入はどれくらい?

実際、お客様に施術したい場合、お友達に施術するのか全く知らない新規客を取りたいのかにより、変わってきます。

休みの日を利用してのネイルサロンでのアルバイトや、ブログで集客をして個人で休みの日に出張ネイルをやりたいとお考えの方、月数万円と、ある程度稼ぎたい方は最低でも検定2級以上は必要です。

さらにジェルだけでなくフットやスカルプなど基本的には全ての技術が出来ていた方が良いです。

ただでさえネイルサロンがあふれている現在ですので、わざわざ月に数日だけ人を雇う、もしくは出張ネイルにお願いするには、よほど技術がある、もしくは料金が安い等の理由がなければ集客することは難しいでしょう。

知人・友人に施術する場合は要注意

意外にやっかいなのが、お友達に施術して材料費という名目でお金を頂くケースです。

お友達からすると、知り合いがネイリストだからサロンよりも安くやってもらえてラッキーくらいにしか思っていないでしょう。

しかし、こちら側からすると、この技術を習得するまでのお金と時間、準備の労力があるわけです。
知り合いだからということで、人間関係を壊したくないからお金のことが言いづらかったりもしますよね。

もし、お友達をお客様にするのならトラブルにならないよう、最初に材料費や自分が施術可能な技術の種類など明確にして、それで了承を頂いた方にだけ施術するようにしましょう。

ちなみに私、そんなに親しくはない知人に「ネイリストなんでしょ、ネイルやって」と連絡がきたので「うん、いいよ!出張費込みで1万円ね」っていったら連絡がこなくなりました(笑)

ネイル副業のメリットとデメリット

ネイルの仕事を副業にするメリットやデメリットについてみていきましょう。

デメリット

個人で出張ネイルをする場合は、店舗を構えているわけではないので集客をするのが難しくなります。

また、ネイリストは長時間同じ姿勢だったり、予約時間によっては深夜になってしまうこともあるため、体力が必要なので、疲労がたまり本業に支障が出てきてしまいかねません。

本業が忙しい場合に、思うように時間が取れないこともデメリットとなるでしょう。

やはり普段から筆を持ちなれておかないと腕は鈍ります。
本業で疲れて帰ってきても、サンプルのチップを作ったり練習するなど、やるべきことはたくさんあります。

また、夜間にネイルの仕事をする場合は、下準備などを仕事の後にやらなくてはいけません。
それ相応の心構えと努力なしでは務まりません。

また、ネイルサロンで週1日だけアルバイトをしたいという場合、よほど技術や顧客を持っていない限り、雇ってくれるサロンがかなり限られてきます。

副業の場合、時間や曜日が定まっていないことも多いかと思います。
そのため、いくらスキルが高くても固定客がつきにくいというデメリットも考えられます。

営業日や時間が決まっているサロンならお客様からも認識されやすいですが、不定期でやっていると、よほど腕がいいか人柄で支持されていない限り、なかなかリピートしてもらいにくいという点も挙げられます。

“空き時間を有効活用して”と、気軽に始めるには少々敷居が高いのかもしれません。

メリット

逆にメリットは、副業でネイルに携わることで本業を辞めてネイル一本でやっていこう!と思った時に本業として始めやすいところです。

長時間勤務の求人に応募する際にも、副業での経験を売りにすることができるでしょう。
また、自分でサロンを開業する場合もそれまでの経験を活かすことができますよね。

既に、スクールに通われていたり検定を取得していらっしゃるのなら、ご自身のスキルを活かして副収入を得ることができます。

サロンアルバイトではなく、個人でネイルをする場合、集客がコンスタントにできてリピーターが付けば、売り上げがそのまま自分の収入となるので大変やりがいがあります。

ネット集客

時間を決めて自分でサロンを経営する場合でも集客は必要です。

友だちやその口コミでも集客は可能ですが、それだと客層は限られてしまったり、一定数以上の集客を見込めないケースもあるでしょう。

せっかく機材や材料を揃えたものの、来店数が見込めなければ材料費すら賄えず、赤字にもなり兼ねません。

TwitterやFacebook、インスタグラム、LINEなどのSNSやブログ、サロンのホームページなどを開設して情報発信していくことも大切です。

定休日や営業時間などが不定期な場合は、それらで情報発信することによってお客様も予約が取りやすくなるでしょうし、お客様ネイルやサンプルなども画像が掲載されていると安心感にも繋がりますよね。

同じエリア内に既に複数の店舗がある場合が多いでしょうから、ネット集客は尚更大事な時代になってきています。

ネイルサロンの多くは無料ブログのアメブロを使われているケースが多いですが、これも一つの情報発信の方法です。

大手のブログですから検索エンジンにもヒットしやすいというメリットがあります。

また、アメブロにはTwitterやFacebookと連携してブログ更新を通知する機能がついているので便利です。

いきなりホームページを立ち上げにはちょっと敷居が高いという場合は、まずは無料ブログから始めてみるのもいいと思います。

ネイルの仕事は副業でもできないわけではありませんが、時間の使い方やスキルアップ、集客の面など併せて考えると、気軽に始められるものではありません。

ネイルが好きという気持ちがあって、どんなに本業で疲れていてもやり切る気概がないと難しいのかもしれませんね。

本業へのリスク

最後に、注意したいのが本業へのリスクです。

正社員として勤務している場合、たいていの会社は副業を禁止している企業が多いです。

しかしここ最近は副業を段階的に認めている企業も増えてきていますので、まずは就業規則を確認しましょう。

どうしてもネイリストとしてこっそり副業をしたい!という場合、会社にバレないか?というリスクが出てきます。

だいたい、バレる場合は年末調整のときです。
副業でサロンアルバイトとして働いている場合、源泉徴収で分かってしまいます。

個人で細々と出張ネイルをしている場合、バレる可能性は少ないですが、口コミ紹介などで、どこかで繋がっている可能性もありますから、ブログやSNS等の言動は十分に気を付けましょう。

本業の会社が副業可能で、尚且つある程度まとまった収入が副業で稼げるようになってきたのなら、節税対策の理由から個人事業主として税務署に申請することをおすすめします。

⇒ ネイルスクールや通信講座の無料一括資料請求はこちら




関連記事

コメントは利用できません。

おすすめネイル用品


プロ用品販売ショップ


サイトマップ

お問い合わせ

当サイトへのお問い合わせは
こちらからお願いいたします。

ページ上部へ戻る