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ネイルチップの販売は資格がいるの?収入はどれくらい?

人に施術はできないけど、ネイルチップなら作れそう。チップを売って副収入にしてみたい!
そんな方にネイルチップ販売についてご説明します。
どうやって売るの?
副収入としてチップを販売する方法のほとんどがインターネット販売です。
自分ひとりでホームページを作成し集客して・・というのはとても大変ですよね。
以下のようなサイトを使用して販売している方が多いです。
上記のような媒体に1つだけではなく複数登録することで、たくさんのお客様に閲覧してもらうことができます。
まずは登録だけでもして、どんな作品が出ているかをチェックしてみましょう。
資格は必要?
人に施術をするわけではないので、チップを売るにあたって特別な資格はいりません。
しかし、上記のサイトに出品していて、人気作家さんのプロフィールや商品説明を見ると、
「ジェル検定所持者が作成」
「ネイルサロンで使用している材料で作成しています」
上記のような記載が多いです。
買う側からすれば、素人がその辺の材料で作ったものよりも、それなりの専門知識のある人が良い材料で作った商品の方がいいはずです。
より多くのお客様に買っていただくためには、あなたという作り手の付加価値も重要です。自分の商品を売るための投資としても、最低限ネイル検定3級やジェル初級など取っておくとよいでしょう。
検定3級やジェル初級については以下の記事をご参照下さい。
⇒ ネイル検定3級合格のコツと手順
⇒ ジェル検定初級合格のコツと手順
販売価格相場ってどれくらい?
いくら位で販売をしたら良いか悩むところですよね。
大まかな価格帯について調べてみました。(現時点の段階ですので価格は変動しています。)
ミンネ
高いもので¥12000、安いものだと¥500からありました。
高額なものは長さや形、サイズに至るまですべてフルオーダーできるようです。
ヤフオク
オークションなので価格が変動します。
最初の出品金額は¥1で出品されているものが多く、最終落札金額が高いものでも¥2000程度でした。
メルカリ
クリーマと同様、高いものは¥10000、安いものは¥300でした。
売れている商品の価格帯は¥500~¥800というところです。
上記はあくまでも目安になります。
自分の売りたいデザインや、最終的に自分に入ってくる利益のことを考慮して金額を決めていきましょう。
次項ではチップで得られる純利益についてご説明します。
経費はどれくらい?
一つの作品を販売するとして、実際かかる経費はいくら位なのでしょうか?
絶対かかる経費
ベースとなるチップ、チップを装着するシール、チップをしまうケース、送料
以上が必ずかかる経費です。
送料は送りたいものの大きさや送り方(発送中の事故の補償の有無など)により¥82~200ほど。
あとはジェルやラインストーンなどデザインに応じて実際使用する材料代になります。
プラスアルファ
最近のネット販売はどんどんサービスが進化しています。
ただ袋に詰めて送っただけではダメで、可愛いラッピングやチップの取り扱い説明書、入浴剤などのおまけがついていたりすることもあります。これらもリピーター獲得のために外せないアイテムです。
販売手数料
ほとんどのサイトは登録は無料なのですが、実際に商品が売れた時に売り上げから販売手数料が引かれます。
サイトによって異なりますが10~14%ほどかかります。これが結構高額です。
以上をもとに、例として1カラージェル一色塗りでスワロフスキーのラインストーンを10個ほど付けたデザインのチップを¥2000で商品を販売した場合を算出してみました。
¥82 送料(最安の普通郵便)
¥100 ケース(壊れないよう仕切りが付いているプラスチップ製のもの)
¥60 装着シール(通常、50枚300円ほどで売っているが、それをばらして10枚一回分として入れた場合)
¥300 ネイル材料費(ジェル1回分約¥200、ストーン代約¥100)
経費¥742、利益¥1258になります。
金額だけでなく、サイトに掲載する見本作品の作成や写真撮影、製作時間、お客様から問い合わせがあった場合の対応時間、梱包して発送する時間なども考慮すると、時給換算した場合のコストも忘れずに考えて下さいね。
チップ販売のメリット
誰でもできる
施術をするわけではないのでどなたでもできます。
ネイルスクールに通い中でしたら、練習と実益をかねてチップ販売をしてみるのも良いでしょう。
商品の発送等でお客様とのやり取りも接客の練習になりますね。
空いた時間にできる
仕事帰りやお休みの日など、自分のペースで隙間時間にできます。
施術と違い途中まで作って、続きは後日ということも可能です。
同じデザインが複数売れれば、まとめて作成できるので作成時間も短縮できます。
チップ販売のデメリット
利益率が低い
売上金額に対して、かかった時間などを考えると利益率が低いです。
特に一番最初はそろえなければならない道具が沢山あるので、もし始めるのなら最初の道具代が回収できるくらいまでは続けましょう。
お客様対応が難しい
ネイルサロンの場合オーダーチップは来店頂いて作成しますが、ネット販売の場合すべて画像や説明文のみの情報なので、サイズ・デザインがイメージと違う、とれてしまったなどのクレームが発生するケースも考えられます。
お客様対応に慣れていない人の場合、対応がストレスになってしまうかもしれません。
チップ販売は稼げるの?
正直申し上げると、チップ販売「だけ」での高額収入は厳しいでしょう。
まず、ネイルチップを付けたい・買いたいというお客様がたくさんいる市場ではありません。
既にものすごい人数の方がチップ販売をされています。
人気の作家さんと売れてない作家さんの差も激しいです。
しかし、他にはないオリジナリティある商品だとリピーターさんがついてくれて売り上げも安定してきます。
今後、チップ販売をしたいと考えている方は、すぐに売り上げを出そうとせず、何か本業を持ちながら細々と長く続けられる気構えでいった方が良いでしょう。
最初は1つも売れない月もあるかもしれませんが、リピーターさんが付いてくれれば副業として1ヶ月数セット、数千円~数万円程度の売り上げも夢ではないですよ。
まずは、フリマに出品するような気軽な気持ちで始めてみましょう。