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ネイリストの職業病と呼ばれている症状にはいろいろあります。
肩こり・首のこりなど、体の凝り・腰痛・腱鞘炎・眼精疲労・アレルギーが一般的に挙げられています。

肩こり・首こり

前かがみの同じ体勢を2~3時間続けるので、体のこりを感じるネイリストさんは多いと思います。私自身、以前は一日中パソコンに向かう仕事をしており、その時には一切肩こりなどなかったのですが、ネイルの仕事に就いてからは特に首のこり・・・というか痛みを敏感に感じます。同じように一定の体勢を続けてもデスクワークとは違ってハードさを実感します。

最初の頃は1人施術しただけでも、翌日には首の筋肉痛になるほどでした。慣れてきてからも首の痛みは続き、酷い時は上を向いて「ガラガラうがい」もできず、背中にまで痛みを感じることもありました。

対処法はとにかく仕事の後はゆっくり体を休め、お風呂に長めに浸かったりストレッチを行ったりしていました。そして定期的に整体でマッサージをしてもらう。というのが解消法です。仕事に慣れてきても、体のこりには敏感で月に1回のマッサージは欠かせません。

座りっぱなしの仕事になるので、日常の中でできるだけ運動するに心がけています。私の性格上、わざわざジムに通うのは面倒だし続かないと思ったので、子どもが小学校に登校する時間に合わせて、毎朝30分程度のウォーキングをしています。これは平日ほぼ毎日続けているのですが、歩くようになって調子がよくなりました。

また、買い物に行った際には、できるだけお店の入り口から遠い場所に車を停めて歩くことを心がけます。何気ないことですが、こういった積み重ねだけで全然違ってきます。単発で気が向いた時にはヨガに行ったりもします。何がなんでも週一で通わないといけないとなるとストレスですが、自分の行きたい時に予約して通えるスタジオなので助かっています。

腰痛

長時間同じ体勢(座ったまま)を続けるので、腰痛にもなりやすいと言われています。私は腰痛の症状はありませんが、もともと腰痛持ちの方などは結構これで苦労されているみたいです。肩こりなどと同様に、マッサージなどでケアしリフレッシュしていくのがいいかと思います。

腱鞘炎

私はなったことがないのですが、腱鞘炎になるネイリストさんも多いようです。施術の際にファイリングを行うわけですが、この時、手首を使うので一日に何人も施術される方は腱鞘炎になったりもするようです。

あと知人のネイリストさんは利き手の反対の親指が利き手に比べて外に反り返っています。これはお客様の指を固定するのに親指と人差し指を使うので、長年続けた結果、だんだんとそうなってきたみたいです。

人によって症状は違うかもしれませんが、手を酷使する仕事なので鉛筆ダコができるように、指の形が変わってきたというネイリストも少なくないようです。

眼精疲労(目の疲れ)

眼精疲労は私も感じます。普段コンタクトをはめているので、目の乾燥も気になりますし、長時間一点を見続けている状態なので、一日の終わりには目がシバシバするのは常です。
ドライアイが気になるので頻繁に目薬をさす等のケアは心掛けていますが、目の疲れや乾きは慢性的で、常に残っている感じですね。

アレルギー(ジェル・アクリル・アセトン)

ネイルの仕事をやり始めてアレルギー症状が発症する方も多いようです。ジェルオフの際のファイリングや爪のファイリングなどで大量にダストが出ます。これをいつの間にか吸い込んでしまってジェルのアレルギーになったというネイリストもいます。微粒子も吸い込まないような専用のマスクを着けるのが安心なのかもしれません。また、アレルギーじゃなくても、常にダストは舞っている状態なので、施術ルームに空気清浄機を置いておくのは必須ですね。

ジェルの他に3Dアートや長さ出しで使用するアクリルやオフの際に使用するアセトンによるアレルギー症状も考えられます。最初は症状が出ない方でも長年続けているうちに発症したという方も案外多いみたいです。花粉症のように体内の容量がオーバーしてしまうと、アレルギー症状として出てくるのかもしれませんね。

逆にお客様でも同様のアレルギー症状のある方もいらっしゃいますので、初めてのお客様は特に施術の際に様子を見ながら進めていくのがいいでしょう。

一見華やかなネイルの仕事ですが、続けていると体調面でもいろいろとトラブルが出てくるものです。自分の体の不調を知り、うまく対処しながら続けていく必要があります。




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