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ネイルの技術を通じて人の役に立ちたい、と思ったことはありませんか?

仕事とは離れてボランティア活動をすると、新たな発見が生まれてくるものです。

ちなみに現役ネイルスクール講師の私は、以前勤務していた美容室で(美容室でネイリストとして働いていたのです)ボランティア美容の日というのが毎年あり、介護施設で美容師さんはカット、私はネイルをやっていたことがあります。

ここではネイルを通じてのボランティア活動についてお話ししたいと思います。

美容業界のボランティアってどんなことをするの?

美容業界のボランティア活動は、実はかなり昔から各地で行われています。

主なものとしては、美容師さんや理容師さんが行うヘアカット、ヘアメイクなどが多いです。中にはヘアメイクをして最後に記念撮影というものもあります。

実施されている場所で一番多いのが介護施設です。
老人ホームなどでお年寄りにカットをしてあげるボランティアカットは各地で行われています。

そのほか、保育園、児童養護施設、被災地や発展途上国などでも同様の取り組みが行われています。




ネイルボランティアとは?

ここ数年で知名度が上がっているのがネイルのボランティアです。

ヘアカットとは異なり、ネイルは施術をする際、直接相手の手に触れるので、ただネイルがキレイになるだけでなく指先を通じて人と人との温もりが伝わり、大変な癒し効果があるのです。

サロンでの接客とは異なりますので、施術メニューとしては以下のような内容がメインです。

  • ファイリング
  • ネイルケア
  • ネイルカラー
  • ハンドマッサージ
  • 爪磨き
  • アフターメンテナンスが難しいのでジェルやスカルプチュアを行うことはほとんどありません。

    また、高齢の方、お体に病気のある方などは長時間手をアームレストに置いておくのが難しい方も多くいらっしゃるので、基本的には10~30分ほどで終わる施術内容がほとんどです。

    どうやって参加するの?

    いきなり施設にいって、ネイルボランティアをやりたいといっても門前払いされてしまうでしょう。

    福祉施設など集団生活をしている場所において、素性のわからない外部の人を入居者の方に会わせることは運営側にとって非常に慎重になります。

    「ネイル ボランティア」等で検索をすると、各種NPO法人などがヒットしますので、まずは登録をしてみましょう。そうすれば開催日程などの情報を入手することができます。

    そのほか、ネイルスクールや美容専門学校でこのようなイベントを開催している場合があります。おそらく校長先生が個別につながりを持っていることが多いです。

    一人でも参加することができるか、ご自身が卒業された学校などに問い合わせをしてみましょう。

    また、美容室やネイルサロンと、そのサロンがある町に所在する介護施設などが、地域活性の取り組みとして定期的に交流しボランティア美容を行っているところもあります。

    各市町村や社会福祉協議会などに問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

    施術する場所や費用

    あくまでもボランティアなので、交通費や日当などは一切支払われません。

    特に福祉施設の場合、都内の駅チカなどではなく、郊外の駅から離れたところに所在していることが多いので交通費も安くはありません。

    使用する道具もすべて持参して持っていくことになります。ネイルサロンと異なりネイルテーブルやアームレストがあるわけではないので、それらも全て用意しましょう。

    ボランティアネイルをやることの意義

    なぜ、ボランティアネイルをやるのか?

    当然ギャラなどは発生しませんし、貴重な一日を使い交通費をかけて自分の道具持参で行うわけです。

    見返りを求めるのではなく、誰かの助けになりたい、誰かの助けになることで自分という存在の必要性を再認識したい、2通りの考え方があるかと思います。

    ネイルサロンで勤務していて、日々仕事に追われてしまうと人に施術してお金をもらうということが当たり前になってしまいます。

    それが続くとお客様への接し方や自分の仕事に対する姿勢も鬱屈していってしまうものです。

    そういった状況の中で、少しでも生きることに対してのモチベーションを高めるという切り口から参加してみるのも良いと思います。




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