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今や当たり前となったジェルネイル。人気の理由は?ジェルのメリットデメリット、話題の「フィルイン」など、本当に知りたい情報をお伝えします。

ジェルネイルとは

現在主流のジェルネイルはソフトジェル」「ソークオフジェルと呼ばれる種類になります。ジェル状の樹脂を爪に塗り専用のライトで硬化して作るネイルです。

もともと海外の技術で日本に紹介されたのが約15年程前になります。従来のマニキュアは家事をすると先端からすぐ剥げてしまいますが、ジェルは着け心地は自然なのに数週間長持ちしてくれるので、ネイルをするOLさんや主婦の方に瞬く間に広まりました。

選ばれる理由

  1. 長持ちする
  2. 通常のマニキュアは家事などをすると数日で先端から剥げてきてしまいます。ジェルは特殊な樹脂を密着させているので約2週間~4週間程度持たせることができます。ラインストーンなどのパーツを付けてもすぐにとれてしまうことがありません。
  3. オフが簡単
  4. 実はジェル技術は、ソフトジェルの前はハードジェルという技術が主流でした。ハードジェルの場合、オフをする際やすりでひたすら削らなければならず爪へのダメージが危惧されていました。

    ソフトジェルの場合は「アセトン」という専用の溶剤を使用しオフをすることができます。
    ハードジェルに比べてオフをする際のダメージが少ないのが特徴です。最近だとアセトンをドラッグストアなどで購入をし自分でオフをする方も多くなりました。

デメリット

上記のようなメリットも多数ありますが、同時にデメリットもあります。

  1. 誤った方法のオフ
  2. オフをする際に溶剤の浸透を良くするため表面を削ります。その後コットンに含ませた溶剤を爪にのせ、アルミなどで巻いて浸透させ少し時間をおいてから少しずつ溶けた箇所をやさしくスティック等で取り除いていきます。

    セルフで行う場合、削りすぎて自爪まで削ってしまったり、溶け切れてないのに無理やりはがし取ってしまい、爪を傷めてしまうことがあります。このような状態が続くとジェルを新たに付けた際持ちが悪くなる原因になりますので、きちんとサロンでオフしてもらうようにしましょう。

  3. 商品のトラブル
  4. 施術方法がマニキュアに似ているのでつい気軽に考えてしまいがちですが、ジェルはアクリルスカルプチュアと同様にイクステンション=付け爪の一種です。揮発性溶剤が含まれているので、成分によっては皮膚に付着するとかぶれやアレルギーなどを起こす場合もあります。

    メーカーによっても成分は異なり、全てのジェルがアレルギーが起きないという訳ではありません。プロネイリストは施術方法や成分をきちんと確認をした上でお客様の爪に合った商品を選び施術を行いましょう

  5. セルフネイルのトラブル
  6. 最近はサロンには行かず自分でジェルキットを購入してセルフネイルを行う人も増えています。雑誌等で見様見真似で行ったために、すぐに取れてしまったり皮膚を傷つけてしまったりする場合があります。先述したアレルギーの問題や、付けたジェルを長期間そのままにしてしまったために緑膿菌感染=グリーンネイルと言われる爪の病気になってしまうこともあります。

    セルフでジェルネイルを行う際は各メーカーやネイルスクールで行われている講習などを受講し、正しい使用方法と起こり得るトラブルについてを学んでから行いましょう。

今話題のジェルのフィルイン

最近よく耳にするのがジェルのフィルインです。今までは付け替えが基本でしたが、フィルインの場合、伸びた長さを削り根元の伸びたところだけにジェルを足して修復するという技術になります。毎回の付け替えに比べて、オフ時のダメージが少なくなります。デザインチェンジも可能です。

しかし、フィルを行う場合は一番最初に付けたジェルがキレイに残っていることが前提です。施術によっては剥がれてしまっている箇所が多く付け替えた方が良かったり、フィルを行う際に根元の浮きを削りすぎてかえって爪を痛めてしまう場合もあります。またジェルメーカーによっては柔軟性や強度の点でフィルインに適していない製品もあります。


まとめ

ジェルネイル市場は今や飽和状態になっています。そのような中で少しでも差異化を図ろうとジェルメーカーやサロンは企業努力を重ね、様々な製品を打ち出しています。

我々使用する側も常に新たな技術に対応できるよう知る必要があります。流行りだからという理由で行うのではなく、爪の状態に適した技術を考え、ダメージが最小限で済む施術をお客様に提案する能力がこれからのネイリストに必要なのではないでしょうか。

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