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ジェルネイルが普及されるようになり、ネイルサロンの需要が高まってきています。日頃からネイルする人の数が増えると同時にサロンの数も全国で急増しています。ネイリストを志望する人も年々増えてきてはいますが、まだまだ数が追い付かないのが現状で、業界としては人手不足と言われています。

未経験でも就職できる?

ネイルは国家資格を必要としない職業です。そのため資格がないと働けない訳ではありませんが、採用の条件としてネイル検定2級以上を必須としているサロンが多いのが現状です。

全くの未経験・無資格でも採用可となっている求人も見かけますが、実際に入店したところでアシスタントとしての簡単な仕事や電話応対、受付、お茶出しなどの雑用ばかりを強いられることも稀ではありません。

そのうちネイリストとしてお客様を担当することができればいいですが、ブラック企業のようなサロンに当たってしまった場合は、いつまで経っても雑用ばかりで、結局は仕事が嫌になり辞めてしまうというパターンも多いようです。

ネイリストとして活躍したい場合には、せめて就職の前にネイル検定2級の資格は取得しておきたいところです。

スキルの向上

ネイルするシーンが増えるとお客様も目が肥えます。自然と他店や他のネイリストと比べて、満足のいくサロンをリピートしたいと思ってしまうのが自然です。

私自身、利用者の立場で初めてネイルサロンに行った時、ちょうどデビューしたばかりのネイリストさんに担当していただきました。先着20名限定で、練習台として格安で施術してもらえるキャンペーンに便乗しました。

初めてのネイルということもあって、その時は素敵な爪にしていただき満足して帰った記憶があります。ただ、今になって当時の写真を見るとあちこちに粗が見つかります。形がゆがんでいたり、アートで必要以上にモコモコしていたり、10日程度で根元が浮いてきたり・・・今こういったことに気付くのは、私自身の目が肥えたからだと感じます。

これはきっとお客様の立場でも同じだと思うのです。普段からサロンに通い慣れている方は、「このネイリストさん上手いな。」とか「ちょっと下手なんじゃないの?」という気付きがあるのは当然です。よほど低価格なら金額目的でリピートされるかもしれませんが、基本的に少しでも不満に感じられると次はありません。

人手不足だからといって誰もが人気のネイリストとして活躍できる訳ではありません。ネイル業界は日々進歩しているので、それに合わせてネイリストは勉強や練習を重ねなくてはいけません。ネイルの認知度が上がったことで業界の障壁も上がってきているように感じます。




お客様とのコミュニケーション能力(接客)

スクールを卒業して資格さえ取得すれば一人前のネイリストになれるかと言うと決してそうではありません。もちろん技術ありきの話ですが、それと同時に接客のスキルも求められます。

対お客様の仕事なのでコミュニケーションが大切です。“またこの人に施術してもらいたい”と思ってもらうためには、技術の向上だけではなく人として好まれる人材でなくてはいけません。

コミュニケーション能力というのは、人それぞれ、もともと備わっている部分も大きいので努力したからといって、いきなり身につくものではありません。向き・不向きもあるでしょう。

ただ、日々の接客の中でこういうシーンではお客様にどのように対応すればいいのか?こんな風にすれば喜んでもらえる。というのを体感し実践するには経験あるのみです。適性があるとはいえ、経験を積んで徐々に身についてくるものでもあります。技術力あってのことですが、接客のスキルを身につけてリピートしてもらえるネイリストを目指しましょう。

⇒ ネイリストに向いている人・向いていない人

ライバル店に実際に行ってみて気付いたこと

これも私自身が利用者の立場でいろんなサロンで施術してもらって感じることなのですが、道具や材料の扱い方にも個人差があります。些細なことですが、ニッパーやメタルプッシャーなど用具の置き方ひとつで印象は全く変わってきます。ちょっとした仕草が大事だなぁと実感します。

もともと通っていたサロンのネイリストさんの丁寧な施術に慣れていたのもあって、別のサロンに行った時に用具を乱暴に扱うネイリストさんに違和感を覚えました。癒しを求めて来店しているので、ちょっとした仕草や物音にも敏感になってしまい、とても不快でした。

ずっと一人のネイリストさんに担当してもらっている場合は気付きにくいと思うのですが、サロンを変えると新しい気付きがあることが多いです。ネイルの仕事に就いていたりスクールなどで勉強されている方は自分で施術したり、仕事仲間に施術してもらうことが多いと思いますが、敢えて全く知らないサロンに出向くことで、新たな発見があったり、勉強になることも多いと思います。いいところはドンドン吸収して、逆に不快に感じたところは絶対に真似しないのが鉄則です。

私もその経験があるので、施術中の道具や材料の取り扱い方に注意したり、一つひとつの工程を丁寧にこなすように心がけ、他店で不快に感じたことはお客様には絶対にしないというのを肝に銘じています。

ただ単にネイルの仕事に就くことができればいい!と考えるのではなく、技術力を高めると同時に、気持ちの良い接客を心がけ、お客様から愛されリピートされるネイリストを目指したいものですね。

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