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年齢制限があるのはどうして?ネイルスクールの入学条件と年齢層

通いたいネイルスクールを探している際「入学制限を設けています」といった説明をご覧になったことはあるでしょうか?ネイルは学校じゃないのに入学資格が必要なの?現役ネイルスクール講師がそんな疑問にお答えします。
ネイルスクールの入学資格
大学や専門学校とは異なり、ネイルスクールはカルチャースクールのような扱いになります。「スクール」と名がついていますが、文科省が定める「学校」ではないので、随時入校が可能。入学資格もなければ入試もなく、卒業したからと言って、履歴書の学歴欄に記載できるわけでもありません。
入学条件
大多数のスクールでは、条件として義務教育修了者以上とされています。中学校卒業者以上ということですね。個人経営のスクールでは、それ以下も入学を受け付けているところもあるかもしれませんが、このように定める理由としてはおそらく以下の理由からではないでしょうか。
入学制限
入学を申し込んだけど断られてしまった、ということはあるのでしょうか?
実はあります。
人気のスクールになると入学手続きをしたけど授業の予約がいっぱいで受講ができない、という事態を防ぐためにスクールで在籍生徒数の上限を決めており、卒業したら新しい生徒を入校させることで、在籍している生徒さんが受講しやすい環境を整えています。
その他、女性の方のみの入学が可能であったり、年齢を20歳以上、社会人経験が〇年以上の方のような制限を定めているスクールもあります。
各スクールの特色を最大限に活かすために、入学してくる生徒さんに条件を設けることで、授業の水準を保とうとする企業姿勢が見られます。
通っている生徒の年代と傾向
ネイルスクールは基本的にはどなたでも入校することができます。ネイルを全く知らない方でも問題はありません。高校を卒業した18歳から、60歳をすぎて第二の人生のステップアップのために通われている方もいらっしゃいます。ネイルスクール通学者で特に多く見られる傾向を年代別でまとめてみました。
上記以外に、美容師やまつ毛エクステ施術者として活躍されている方が、仕事の幅を広げるために通われていたり、自分の趣味と自己啓発のために習いたい60代の方。中には美容サロン経営者の男性が無資格なのは体裁がつかないから3級だけでも取得したいという方もいらっしゃいました。
まとめ
各スクールの定める「20歳以上」「社会人経験〇年以上」のような入学制限に関しては、講師としての私の経験から述べさせて頂くと、ご本人のモラルとやる気によりけりという感じです。
高校卒業したての18歳の子でも、モチベーションが高くきちんと課題に取り組む子もいれば、社会人経験が豊富の大人の女性でも授業に平気で遅刻をしてきたり無断キャンセルの常習犯だったりします(笑)。
大切なのは、集団で学ぶ場であるということを自覚し、自分の目標に向かって積極的に学ぶこと。幅広い年齢層の人間が一緒になってひとつのことを学ぶので、通常では知り合えないような年齢のお友達もできます。そういったことも楽しみながらスクールライフを送って頂きたいです。