記事の詳細

ネイルサロンの利益率はどれくらいなのか?これから開業するにあたって気になる方も多いかと思います。
私の場合は自宅の一室をサロンにしているので、店舗を借りて運営されている方より利益率は高いと思います。

収益は8割~9割

電気代など光熱費の細かいところは計算していませんが、ジェルやファイルなど材料代だけを経費として見積もると8割~9割が利益となっています。お客様からお支払い頂く料金のほとんどは施術代で、ジェルやスワロなど材料費は利益のうちの1~2割程度で賄えています。

1回の施術で使用するジェルの量は知れていますし、パーツは使った分だけを請求させていただいているので赤字になったことはありません。パーツを“つけ放題”にすると割に合わないという話を聞いたことがあります。中にはそういうお店もありますが、ジェルなど安い材料を使われているのでしょうか?

開業する前は一度にいろいろと購入したので初期投資はそこそこかかりましたが、それをペイできるくらいは利益として捻出できています。

スタッフ(従業員)を雇う場合

私の場合は特に店舗を大きくしたいという願望がなく、今の状態で来店して頂けるお客様で充分満足しています。1日の予約も1~2名に限らせていただいていますので、ガッツリ頑張っておられる方に比べると月収にすると少額かもしれません。ただ、第一に子育てを優先したいこと・今までやってきたWEBの仕事も並行して大事にしたいという思いから、現状維持で続けていければいいなと思っています。

これから開業される方は利益率が気になる方も多いと思いますが、集客に成功してコンスタントに数をこなしていけば近いうちに初期投資もペイできる状態になるでしょう。もちろんスキルありきのお話なので、自分が自信を持って施術できるまでは下積みとして腕を磨くのは当然です。

個人的な意見ですが、従業員を雇うとなるとそれなりにサロンとして収益を上げないといけません。
たとえば自分がオーナーという設定で、従業員を1人雇ってお給料を20万円支払うことを想定します。

 
店舗賃料 10万円
人件費 20万円
光熱費 2万円
材料代 8万円
福利厚生 研修費など 5万円
売上 80万円/月
利益 35万円

メニューの料金にもよりますが1日1人2名ずつ担当したとして、それぞれ1万円の施術料と設定します。
となると、1日の売上は4万円。
営業日が20日あったとすると80万円の売上になります。
売上から諸経費を差し引くと、オーナーの手元に残るのは35万円程度となります。

次に従業員を雇わずサロンを経営した場合を想定します。

 
店舗賃料 4万円(店舗など場所を借りた場合)
光熱費 1万円
材料代 5万円
売上 40万円/月
利益 30万円

一人で運営するより2人の方が利益は5万円程度伸びるとの計算になります。
スタッフがいると、その分僅かながらにも収益アップに繋がることは考えられますが、コンスタントに来店していただければ問題ないですが、例えば月によって来客数にバラつきがあるとなると、もしかすると赤字になる月もあるかもしれません。そうならないように、場合によっては宣伝費(広告費)に費やさなくてはいけないかもしれません。(※広告宣伝費は上記に計上していません)

私は利益をガツガツ追い求めるのではなく、子どもの行事やイベントなどプライベートを優先した上でネイルのお仕事をしたい!という思いが強かったので、従業員を雇うという選択肢はありませんでした。

また、自宅サロンなら店舗の賃料は省けますし光熱費も少なくて済み、その分利益が伸びます。今後、子育てもひと段落してサロンをもっと大きくしたいと思った時には、もしかするとこのシミュレーションをもとにスタッフを雇うことも考える時期がくるかもしれません。




関連記事

コメントは利用できません。

おすすめネイル用品


プロ用品販売ショップ


サイトマップ

お問い合わせ

当サイトへのお問い合わせは
こちらからお願いいたします。

ページ上部へ戻る