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キュートで可愛らしいハートのモチーフはサロンで大人気です。
配色や素材を組み合わせて様々な技術で応用ができます。

ペイントやエンボスなど様々な素材で描くことができますが、ハートのふくらみが左右対称になっていなかったり、高さが違ったりするとキレイに見えません。

プロネイリストとしてサロンワークで行うには、形をそろえることを意識して作りましょう。

ここではペイント、エンボスのハートの作り方のコツをご紹介します。

また、最後にアートを描くベースの爪の注意点を説明していますので、最後までお付き合い下さい。

ペイント

絵の具で描いたハートは、書き方が少しでも雑になってしまうとプロが描いたしあがりとは程遠いものになります。コツは左右対称に描くことです。

※絵の具の扱い方等は、別記事「ネイルアートの5枚花の書き方」のペイントをご覧下さい。

①丸を二つ描く。左右同じ大きさになるように、高さも合わせる

②丸の真ん中を、縦に直線を引き左右と頂点を合わせる。その後ぬりつぶす

③絵の具のムラがある場合、完全に乾いてから新たに塗り足し完成

基本の描き方に慣れてきたら、逆向きのハートも描けるようになりましょう。
ハートやリボンなど、上下の向きがあるアートは施術する際に注意が必要です。

ネイリスト側から見た向きとお客様がお望みの向きが違う場合があります。
施術前に「ハートの向きはどのように致しますか?」と確認をすると良いですよ。




エンボス

ハートのエンボスはぷっくりとした質感がお菓子のようでサロンワークで大人気です。
ペイントのハートで左右対称がマスターしたら挑戦しましょう。

※ミクスチュアの取り方等は別記事「ネイルアートの5枚花の書き方」のペイントをご覧下さい。

①ミクスチュアを丸く取り表面をつぶさないで置きます

その後、筆を縦に使いしずく型に引き出します。表面を筆の腹を使い軽く押さえて形を整えます。

②反対側も同様に行います。取るミクスチュアの量や左右の高さを合わせましょう

③完成です

※もっとプックリさせたい時は、③まで作ってから表面を軽くリキッドで濡らし、柔らかめにミクスチュアを取って表面に乗せ、セルフレベリングを利用してぷっくりと厚みを出します。 

トップコートを塗って完成です。
周りにブリオンなどを囲んでも良いでしょう。

ぷっくりとしたハートはキュートな印象、少しつぶしたフラットなハートは、やや大人っぽい印象に仕上がります。サロンワークではこのようなふくらみ具合もお客様にお好みを確認してから施術しましょう。

アートが描けるベースの爪

これまでご紹介したアートですが、人に施術をする際にポリッシュの上に描くのか、ジェルネイルの上に施術するのか等で、施術方法が異なってきます。

特にエンボスアートをジェルネイルに行う際など、手順があやふやになりがちです。
間違った施術をしていしまい、アートの持ちが悪くなったり爪にダメージを与えないよう正しい手順を覚えましょう。

ポリッシュがベースの場合



【ペイント】
①両手に、ベースコートを塗布後、カラーポリッシュを二度塗りまで行います。
②ペイントアートを行います。
③トップコートを塗り完成です。
検定試験などでも行っているのでご存知の方も多いです。オフの際はポリッシュリームーバーで除去します。

【エンボス 】
①ベースコート、カラーポリッシュ二度塗り、トップコートまでを行います。
②トップコートを塗布後、エンボスアートを行います。
※必ずトップコートを塗ってからでないと、筆先がポリッシュに付いてカラーがリキッドで溶けてしまい筆が汚れたり滲みの原因になります!
③黄ばみ防止のUVトップコートをアートに塗布後、通常のトップコートを塗ります。
※通常のトップコートのみだとエンボスが紫外線などで変色してしまいます。

【オフの仕方】
オフをする際は、通常のポリッシュリムーバーだと溶けづらいのでアセトンで除去しましょう。無理にはがしとると爪を痛めてしまいます。

【注意点】
自爪にポリッシュ&エンボスをする場合、エンボスの持ちがあまり良くありません。これは爪が日常生活で水分でふやけたり乾燥したりするためです。持ちを気にされる方はジェルやアクリルベースに施術をしましょう。

ジェルネイルがベースの場合



【ペイント】
①ベースジェル後、カラージェルやグラデーション等までを行い硬化させます。
②未硬化面を何も付いていないワイプなどでふき取り、その上にペイントアートを行います。
※未硬化ジェルの上に描くと絵の具がはじいたりしてキレイに描けません!
③トップジェルを塗って硬化し完成です。
日常生活で表面が摩耗してしまうため、いつもより厚く塗ることをおすすめします。

【エンボス】
①ベースジェル後、カラージェルやグラデーション等までを行い硬化させます。
※ここではまだアートはしません。
②トップジェルを塗布し硬化後、ふき取りまでを終えてしまいます。
③その後、アートをしたい表面を軽くスポンジバッファーでサンディングを行い、ダストオフ後エンボスアートを行います。
④トップジェルを塗布し硬化、未硬化ジェルをふき取って完成です。

【オフの仕方】
通常のジェルオフと同様にジェルリムーバーで除去します。

【注意点】
カラージェル後の未硬化面に直接エンボスを行わないようにしましょう!ミクスチュアがジェルを溶かしてしまいジェルが中浮きの原因になったり、溶けたジェルの成分が爪に浸透してしまいダメージとなる場合があります。
必ず一度トップジェルまで完全硬化をしてから行うようにしましょう。

アクリルスカルプチュアがベースの場合



アクリルスカルプは、アートの種類というよりも、仕上げをトップコート仕上げかジェルコーティングかで施術の順が変わってきます。

【トップコート仕上げの場合】
シャイナーまで磨いて仕上げてからペイント・エンボスを行いトップコートで仕上げます。

【ジェルコーティング仕上げの場合】
スカルプチュアを180グリットのウォッシャブルファイルまで仕上げた後、ダストオフしアートを行います。その後ジェルコーティングを行って完成です。

【オフの仕方】
アクリルスカルプの上に乗ったエンボスアートはファイルやマシーンなどで取り除きます。

【注意点】
スカルプをお直し(フィルイン)したい場合は、アートを先に削り取ってからお直しをしましょう。全てオフしたい場合はジェルコートを削ってから全てアセトンに浸してオフを行いましょう。

スクールや通信講座でハートのアートを学ぶ

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