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ネイリストとして働きたい、もしくは今現在働いている。
だけど、お給料や待遇面などで、これからが心配、ネイリストとして一生働くことはできるの?
仕事して将来を考えた場合、不安は尽きませんよね。

現役ネイルスクール講師が、10数年ネイル業界に関わってきた観点から、お話をさせて頂きます。

業界全体としてのピークは越えた状態

ネイル市場の現状を調査・分析した「ネイル白書」という書籍が2008年以降、ネイリスト協会から定期的に発刊されています。

こちらに掲載のデータや、ここ最近のネイル市場の様子から、ジェルネイル登場後の一時期の爆発的なブームは終わり、お店でジェルをすることが日常化して、市場としては落ち着いた状態になっています。

セルフネイルという新たな市場が拡大

日本でジェルネイルが流行り始めたころは、ジェルネイルは特殊だから自分でできない、一般人は材料も買うことができない、ネイルサロンでやってもらうもの、という状況でした。

しかし、自宅で出来るセルフジェルのキットなどが一般のドラッグストアなどでも販売されたり、ジェルネイルの商材そのものが以前より改良され「安くてもそれなりにモチが良いもの」が登場してきました。

また、今まではプロネイリスト向けにサロン専用商材を作っていたメーカーも、一般の方がセルフで楽しむ用として新たに商品を開発するなど、セルフネイルの市場が徐々に拡大しつつあります。

ネイルスクールも少子化の影響で縮小傾向

以前は、ネイリストという職業が「なりたい職業ランキング」にもランクインされるほどの人気でした。

しかし、少子化の影響や、セルフネイル市場の拡大にともないネイルを仕事として行うよりも、ネイルサロンをあまり利用したことのない方が趣味の延長として楽しむ方が以前より増えてきている印象です。

以前はネイルスクールで技術を学ぶ場合、1~2年という長期間しっかり学んですべての検定を受けるという方がほとんどでした。

しかし最近は「検定3級&ジェル検定初級コース」のような数ヶ月で単価も安く受講ができるコースをまず初めに受講されてから、本格的に学ばれたい方は各級ごとに追加受講をしていくという学び方に変わってきています。

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これからのネイリストに求められること

ここまで多少ネガティブなお話が続いてしまいましたが、ここからは私の個人的見解を述べさせて頂きます。

ネイルサロン利用者が減りセルフでネイルをする人が増えていますが、日本の人口の全体から見ると、まだまだネイルサロンやネイルそのものをやったことが無い方の方が多いです。

美容院やまつ毛エクステと違って、ネイルは自分でやることができますが、ネイルをやりたい方の全員が自分でやりたいわけでもありません。

誰かにやってもらう満足感や、サロンで過ごす癒しの時間も求めてお金を支払っている訳です。
なので、「ネイルサロン」「ネイリストという職業」はなくなることはないと思います。

「ネイルサロンでネイルをしてもらうのが好き」な人と「ネイルを自分でするのが好き」な人は必ずしもイコールではありません。

ネイルサロンでネイリストとして長く仕事をしていきたいのなら、ネイルサロンに来て施術を受けることの意味を考え、接客やカウンセリング力をブラッシュアップし、「あなたにネイルをやってもらいたい」とお客様に思ってもらえるための努力が必要です。

マルチスキルを身につけよう

現在のネイルサロンにおいてジェルネイルが主力メニューですが、繰り返して行うことにより出てくる爪の痛みの問題や、新たな流行りが生まれることも考えられます。

そのための傷んだ爪に対してのリペアやケアの知識や、新たなトリートメントメニューの導入など、ケアに特化した技術も必要になってきます。

また、雑誌などの特集で、気軽にデザインを変えられるポリッシュ(マニュキア)への回帰傾向も見られます。

一つのジャンルに技術や情報が偏ることなく、幅広く技術と情報を身につけておくことが大切です。

これからネイルの勉強を始めて、資格取得を目指すとなった場合、通信講座やスクールを利用して学ばれる方が多いでしょう。
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