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10年以上前にジェルネイルが日本で流行り始めた頃からずっと人気のカルジェル。

カルジェルは何か特別な資格がないと買えないの?施術ができないの?という話をよく聞きます。
実はここ数年でカルジェルが大きく変わっていたのです。

カルジェルとは?

「カルジェル」という名前だけでも知っている人は多いはず。
10数年前のジェルブームの火付け役でした。
同じくらいの時期に流行した「バイオスカルプチュアジェル(バイオジェル)」同様人気のジェルです。

もともとはイギリスのメーカーで、2003年に日本に法人設立しました。
ソークオフできてマニキュアのような自然な付け心地、なのに自爪を極度にサンディングしたりプライマーを使用せずとも持ちが良い!

今では当たり前の特徴ですが、それまで日本のネイル業界でジェルといえばハードジェルしかなかったので当時は大変画期的で、たちまち大人気のジェルとなりました。

今までのカルジェル

2015年以前のカルジェルについてみていきましょう。

IDがないと購入できない

とても人気なカルジェルだったのですが、実は独特の専売システムをとっていることで有名でした。メーカーが主催する講習を受けると購入できるIDが発行される、それがないと商品が買えません、というものでした。

参考までに、その講習費用は一番短いコースで8時間約¥50,000です。
参加資格も検定1級以上、ジェル検定上級以上等の条件が必要でした。

また、ジェル検定で使用する「検定指定商品」にもカルジェルは入っていませんでした。
ジェルとしてはとってもメジャーなのにジェル検定では使えない!というのが当時受験生の間で話題になっていました。

講習を受けないと施術ができない?

「IDがないと購入できない」と同様にネットで上がってくる「講習を受けないと施術ができない」問題ですが、これはIDを取得するための講習でカルジェルの基本的な施術を学びます。それによりディプロマとIDが発行されるので、IDがないと買えない=施術もできない、ということでしょう。

カルジェルでは認定サロン制度も設けており、お店の名前やホームページなどでカルジェルのロゴマークを掲載したり「カルジェル認定サロン」のように宣伝をするのは、カルジェルが定める講習と試験をクリアし付与される「カルジェルテクニシャン」のみとなっています。




現在のカルジェル

その後、次々と他メーカーによる新しいジェルが販売され始めます。

今やソークオフできてダメージが少なくて持ちがよくて・・、という特徴は当たり前になっています。しかも特別な講習を受けなくてもネイルの問屋さんで購入ができるメーカーがほとんどです。

講習を受けないと買えないし、検定でも使えないのなら、わざわざカルジェルでなくても・・という理由から、これまでジェル=カルジェルの一点集中だったのが、一気に多数メーカーにユーザーが分散しました。

このような状況を鑑みてか、カルジェルは2015年に以下を変更します。

講習を受けなくても買えるようになった

これまでカルジェルコース受講者しか購入できなかったのですが、2015年10月1日より正規代理店やエデュケーター、直販でどなたでも購入できるようになりました。

メジャーな代理店だとネイルパートナーやNES、TATなどのネイルプロショップがそれにあたります。(ちなみにこれらプロショップは利用する際にディプロマなどネイルサービスに従事している証明が必要になりますので、一般の方はお買い物ができません。)

ジェル検定指定商材にも加わった

JNAジェル検定で使用される指定商材に今までなかったカルジェルが、2015年6月実施のジェル検定より追加になりました。

まとめ

2015年に大きな2つの改革をしたカルジェルですが、理由として以下を挙げています。

  • カルジェルが日本に来てから10年以上だが、ジェルユーザーが増えて状況が変化しており、カルジェル人口が停滞してきている。
  • その要因のひとつが完全講習販売制度ではないか。
  • 今後カルジェルを柔軟に選択し使用頂けるよう販売制限を緩和する。
  • [参考]カルジェル公式サイト

    また、この変更によりカルジェル講習受講者が激減してしまうことがないよう、講習受講者には「修了書ならびIDカードが発行されると共に、プレミアステイタス、エデュケーター試験、PCC(プラクティカル カルジェル サーティフィケイト)の受験資格が与えられます。また、今後さまざまな特典を企画致します。」とのことでした。

    サロンワークの観点から言うと、これだけ多数のジェルメーカーが出ていても、長年ジェルネイルをされているお客様などはカルジェルじゃなきゃダメ!というカルジェル信奉者も沢山いらっしゃいます。

    また、持ちが良い・爪に優しいのでベースだけカルジェルを使っている、もしくはコストがかかるので、カルジェルと他メーカーと使い分けながら施術をしているというネイリストもたくさんいます。

    やはりカルジェルの持つ「高級ブランドイメージ」「定着力」は今でも健在のようですね。

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