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一般書店だけでなく、今やコンビニまでネイル雑誌が置かれるようになりました。

おそらく、この記事をご覧下さっているあなたはネイリスト、もしくはネイルスクール生やネイルに興味のある方だと思いますが、ただデザインを眺めているだけで終わってしまっていませんか?

ネイル雑誌の種類と活用方法について、ベテランネイリスト&ネイルスクール講師が解説します!

ネイル雑誌のカテゴリー

ネイル雑誌の記事内容などから、私の主観で以下の4パターンに分類できます。

ネイルデザイン専門誌

ネイルマックスやネイルアップのようなデザインを前面に打ち出しているネイル雑誌です。

発行部数も一番多く、ネイリストだけでなく一般のお客様も多く読まれています。

<ネイルマックス>
最も歴史のあるネイル雑誌です。流行のデザイン紹介はもちろん、ミュージシャンやタレントを起用してのコラボネイルなども多く紹介されています。ネイルを通してその時期の音楽やファッションの流行などが全て把握することができます。

雑誌の編集がティーン誌のような構成なので30代以降の読者は読みづらいかもしれませんが、昔からあるので愛読している年配ネイリストも多数います。

対象年齢:10~20代前半
対象ネイリスト年齢:すべての世代

<ネイルアップ>
手作りの実用書出版で老舗のブティック社から発刊されています。だからか、アートのやり方特集など非常に見やすいレイアウトになっています。

ネイルマックスと基本の雑誌構成は似ていますが、読者層が少しお姉さん風な、OLや女子大生風の可愛らしい雰囲気です。

対象年齢:20代~40代
対象ネイリスト年齢:20代~30代

<ネイルヴィーナス>
実業之日本社のネイル誌です。

「セクシーでエレガント」なヴィーナスたちの新感覚ネイルマガジンがコンセプトで、ページレイアウトも少しクールで大人かっこいい系。カリスマネイリストのデザインから、趣味でネイルをしている人でもまねできるような技術の紹介なども豊富です。

対象年齢:20代~40代
対象ネイリスト年齢:20代~50代

ネイル技術専門誌

読者ターゲットが一般の方というよりは、ネイリストやネイルを学んでいる人向けに作られている雑誌です。特にネイルスクール生には是非お読み頂きたいです。逆に一般のネイル好きな人が見てもあまり面白くないかもしれません(笑)

<スタイリッシュネイル>
実は、母体であるパッチワーク社が2015年に事業停止をされてしまっており、現在事実上廃刊になってしまっているのです。

ネイリストの技術向上のための雑誌内容を色濃く打ち出しており、「認定講師試験対策フレンチのすべて」「必勝コンペ対策方法」「本当に使いやすいアクリル検証」など、数多くの特集を組んでくれました。

アマゾンなどでバックナンバーは購入できるので、とくに検定試験など初歩技術を学んでいる方は是非ご覧ください。

対象年齢:20代~40代
対象ネイリスト年齢:すべて

<ネイルタイムス>
ネイルUPと同じブティック社で2014年に発刊されました。
ネイル雑誌としては後発です。

ネイルアップがネイルテクニック重視なのに対し、ネイルタイムスのテーマは「これからの時代を生き抜くためのサロンの経営分析」。

この雑誌の画期的な点は、これまでのネイル雑誌で経営という視点から特集が組まれたものはほぼありませんでした。サロンのブランディング術や新人教育論など、ネイルサロンを経営していく上で必要なテーマがメインとなっています。

すでにサロン経営をされている方には当たり前の内容なのですが、これからサロンを開業したい!と漠然と考えている方や経営の初歩を学びたいという方には、とっかかりとして非常にわかりやすい内容となっています。

ファッション雑誌のネイル特集

通常のファッション雑誌でも、年間でネイルのみの特集が組まれることがあります。

JJやCancanなどの赤文字系雑誌はネイルアート特集も良く組まれ、毎夏は別冊でペディキュア特集が掲載される事が多いです。

美的、マキアなどの美容専門雑誌はネイルテクニックというよりは、シーズンごとの各メーカーの新色が掲載されるので旬のカラーの流行を把握するのに最適です。

ギャル雑誌として一世風靡した小悪魔アゲハはロングスカルプのデザインが多数紹介されています。

かなり読者ターゲットは絞られてしまうのですが、流行のデザインパーツなど知ることができますし、スカルプを雑誌媒体で紹介されることが少なくなってしまった昨今、見ていて楽しい内容です。

これらの雑誌をどう活かすか

以上、主なものをご紹介しましたが、大切なのはこれらの雑誌から得た情報をご自分の技術にどう活かしていくか?です。

ネイルを学ばれている方なら、検定や技術の特集が組まれたら、絶対確認してそれを見ながら練習をして頂きたいです。

サロンワークをすでにされている方なら、ご自分の好きなネイルではなく、ご自身のお客様の世代にあった雑誌をチェックしてお客様の求めるデザインや技術の参考にしましょう。

現在はインスタなどSNSの普及で出版不況と言われていますが、それでも文字の媒体はなくならないと思います。

特に技術を学ぶ上でネイル雑誌は、SNSのように断片的な情報だけでなく技術や流行など体系づけて編集されているので、効率よく情報収集ができます。

今後のネイリストに求められることは、SNSと文字媒体の相互をフル活用して技術に活かしていくことではないでしょうか。

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