ネイル資格と主婦【通信講座やスクールの選び方】

海外でネイリストとして働きたい！
日本のネイル検定は知っているけど、海外で働くには国際ライセンスって必要なの？

ここでは、ネイルの海外ライセンスについてお話します。

海外ライセンスとは？

そもそも海外ライセンスとは何でしょうか？
ライセンス＝免許のことなのですが、その国でネイリストとして働くための免許ということになります。

日本では現在ネイリストは美容師とは異なり免許制度ではありません。ネイル検定は存在しますがあくまでも「資格」なので免許とは異なります。ネイル検定を持っていない人がネイリストとして働いても罰せられることはありません。

それに対して、海外ではネイリストの仕事がライセンス制であることが多いです。
ライセンス制が有名な国としてアメリカ、オーストラリアなどが挙げられます。

アメリカを例にすると、アメリカは州ごとに法律が異なるので、ライセンスの試験内容や取得方法なども州ごとに異なります。例えば、ニューヨーク州のライセンスしか持っていない人はカリフォルニア州で働くことはできません。

取得することはできるのか？

これから海外で働きたい！と思っている方は、これらの海外ライセンスを取得することはできるのでしょうか？

通常、海外ライセンスを取得する場合、以下のような流れとなります。

ですが、今現在でいうと「全くできないわけではないが非常に難しい」というのが現状です。

まず、最初の受験手続についてですが、アメリカのライセンスの場合、グリーンカード（永住権）やソーシャルセキュリティナンバーというものが必要になってきます。これらを外国人が取得するのは非常に困難です。

さらに実技試験や学科試験は当然ですが現地の言葉です。日本のネイル検定の筆記試験と異なり、特にアメリカの場合などは法律知識なども出題されるそうなので、ネイティブな語学力が必要となってきます。

その他、就労ビザなども必要になるのですが、外国人にはなかなかビザがおりません。
ネイリスト（海外ではマニキュアリストと言う）という仕事は、現地の人も就いているポピュラーな仕事であり、わざわざ外国人を呼ぶほど人手が足りない職種ではありません。むやみに許可を出してしまうと現地のネイリストの雇用を奪いかねないのです。

しかし、可能性がゼロではありません。
もし、あなたが世界中でも珍しいあなたにしかできない技術を持っていて、それを第三者からも多数支持されていることが証明できるような存在なのなら、たとえばハリウッドセレブのお抱えヘアメイクアーティストのように、現地で働くことも可能かもしれません。

海外ライセンス所持の日本人ネイリスト

ちなみに、日本人のネイリストのプロフィールなどに「カリフォルニア州マニキュアリストライセンス所持」等、記載している方を見かけたことがあるかと思います。おそらく年齢的に40代後半以上の方が多いのではないでしょうか。

実は以前、まだ日本のネイル検定ができる数十年も前、日本にはネイル資格がなかったので、箔付けのために沢山の日本人がカリフォルニア、ニューヨーク、ハワイなどにライセンスを取りに行くことが流行した時代があったのです。

しかし、先述した理由から現地人の雇用確保や、9.11アメリカ同時多発テロなどの影響で、外国人の受け入れにどんどん厳しくなり現在は、外国人の受験が事実上不可能になりました。

アジア圏で日本の技術は人気

現在の日本国内では、JNECの運営するネイル検定が十分に効力を発揮していますので、
今後、日本国内で仕事をしていきたいのなら、わざわざ箔付けだけのために大変な思いをして海外ライセンスを取得する必要はないと言えます。
ちなみに、以前日本人が海外にライセンスを取りに行ったような現象が、日韓、日中で起こっているのです。

日本のネイル技術は韓国や中国では大変な人気ですが、両国ともネイルの検定というものがまだ存在しません。「ネイル先進国の日本の検定を持っている」「日本のネイルスクールを卒業している」ということが一種のステイタスなのだそうです。

最近だと、検定申し込み代行、レッスンと日本への渡航ツアーなどを主催している旅行代理店もあります。
今後海外で働きたいと思っているのなら、中国、韓国、シンガポール、マレーシアなどのアジア圏に注目してみると面白いですよ。

⇒　ネイルスクールや通信講座の無料一括資料請求はこちら