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ネイル資格の難易度【ネイル検定とジェル検定どっちが難しい?】

ネイリストとして働きたい方、仕事としてではないけれど趣味でネイルをやっている方、どなたも気になるのがネイルの資格取得です。
興味はあるけれど、貴重な時間やお金を費やすのですから、どれくらい練習すれば受かるのかとても気になりますよね。
実際のところ難易度はどれくらいなの?受かりやすい級ってあるの?
現役ネイルスクール講師がネイル検定の難易度について徹底解説します。
目次
ネイル検定の種類
「ネイル検定」と一般的に言われるものは、主に2種類あります。
一見似ているのですが運営団体が異なります。
JNECネイル検定
内閣総理大臣より公益財団法人として認定された日本ネイリスト検定試験センターが運営する検定試験です。
通常「ネイリスト検定」「ネイル検定」と表記されることが多いです。
ネイルの検定としては日本では一番歴史のあるものになり、最も多くの受験者・資格取得者が多く、ネイル業界で最も権威のある資格として位置づけられています。
難易度に応じて3級~1級に分かれています。
JNAジェル検定
NPO法人日本ネイリスト協会が運営する検定試験です。
こちらはネイルの基礎技術であるケアカラーに加え、ジェルネイルの技術のマスターが問われる試験になります。
「ジェル検定」「ジェルネイル検定」と言われることが多いです。
2010年2月からスタートしたので試験としては一番新しいものになります。
現在は初級、中級、上級があります。
各級の合格率
それでは、実際の各級の最新の合格率を数字で見ていきましょう。
こちらのデータはネイリスト検定試験センターのホームページや、ネイリスト協会の会報誌で見ることが出来ますよ。
JNECネイル検定(2016年秋期)
1級・・35.5%
2級・・39.8%
3級・・80.8%
JNAジェル検定(2016年6月実施)
上級・・54.5%
中級・・70.7%
初級・・68.1%
この数字を見てどのように思われましたか?
高い?低い?印象はさまざまだと思いますが、初受験の人と再受験の人、第一課題からの受験、第二課題からの受験者など、この数字はあくまで全ての受験者の平均になります。
これから受験を考えていて心配になってしまった方、心配することはありません。
次項で本当の合格率を検証します。
ネイルスクールへの通学か独学かで本当の合格率は変わる
今は、ネット動画やネイルに関する書籍も沢山ありますので、それらを使って独学で受験される方も多いです。
しかし、検定の級が上がる=難易度が上がると、独学で学ばれた方の合格は難しくなります。
3級や初級は基礎的な技術が出来れば、よほど減点や失格がなければ80%位の方が合格が可能です。
しかし、2級・中級以上になってくると検定要項にも記載がある通り「プロレベルの技術」が要求されます。
独学で学ばれている方は自分の技術や仕上がりが「プロレベル」に達しているかを第三者の目でチェックされていないので、合格レベルか判断するのが難しくなります。
スクールでは、自分の行っているファイルの動かし方やサイドラインやキューティクルエリアなどの細かい部分の仕上がりなどを講師にチェックしてもらうことができます。
なので、ネイルスクールで技術を学ばれた方だけの合格率は実際はもっと高くなるでしょう。
難易度ランキング
「ネイル検定とジェル検定どっちが難しいのですか?」という質問を良く受けます。
ネイル講師として私が思う技術難易度順を挙げてみました。
なぜこの順番なのかをご説明します。
初級・中級は第一課題免除制度というものがあります。
初級は第一課題でネイルケアを行います。
3級以上を持っているとケアカラーはマスターしていることになるので、第一課題はパスできるのがこの制度です。
第二課題で3級にはないジェルカラーリングを行うので、3級より上ということになります。
中級でも第一課題でネイルケアカラーを片手のみ行います。
求められる仕上がりは2級レベルです。
2級以上をお持ちの方は免除になります。
第二課題で初級にないイクステンション、ジェルグラデ・フレンチを行うので、2級より上ということになります。
1級と上級どちらが難しいかについてですが、ジェル上級の受験前に1級アクリルイクステンションを学んだことがある方なら、イクステンションの基本的なフォルム等は理解しているので難しくはないでしょう。
しかし、JNECの検定は受験したことがなく、中級合格後に上級受験だと、長めのイクステンションを5本作ることに慣れておらず難しく感じるかもしれません。
合格率でいうと1級の方が毎回40%を切っていますし、7本のイクステンションとミックスメディアアート1本を作成することから、最大難易度とさせて頂きました。
ジェル検定第一課題のケアカラーの重要性
初級・中級第一課題でネイルケアを行います。
第一課題からの受験者の様子を見ていると、ジェルの検定だから、ジェルの塗り練習はたくさんしたけど、ネイルケアの練習をあまりしてこなかったのかな?という印象を受けます。
ファイルやクリーンナップなどの工程を、手順としてはこなしているけれど、仕上がりが雑になってしまう方が多いです。
ネイルケアは全てのネイル技術の基本なのでとても重視されます。
第一課題が出来ていないと第二課題の仕上がりが良くても不合格になってしまいます。
何のためにこの工程を行っているかをきちんと理解した上で受験に臨みましょう。
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以上、ネイルの各検定の難易度をみていきました。
3級と2級、初級と中級などはネイルケアなど一部同じ内容もありますが、各級で求められる技術のレベルをきちんと理解し練習しましょう。
これからネイルの勉強をスタートし、資格取得を目指すとなった場合、スクールや通信講座を利用して学ぶのが、最も効率良い勉強法だと言えるでしょう。
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