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スカルプブラシのお手入れ!正しいメンテナンス方法は?

スカルプチュアの筆(ブラシ)はどのように扱っていますか?
筆が割れてしまいミクスチュアが上手に取れない
筆がバサバサでアプリケーションがぼこぼこになる
という方は筆のメンテナンスが出来ていないケースが多いです。
せっかくいい筆を買っても、メンテナンスを怠ったためにダメにしてしまった、ということがないように正しいお手入れ方法をマスターしましょう!
一般的なスカルプ筆
サロンワークや検定試験で使用するスカルプブラシは、コリンスキーやセーブルなどの天然毛を使用したオーバル型で少しだけフラットになっているものが主流です。
その他、穂先が平らになっているフラットブラシなどもあります。
毛量・コシ・毛質
検定1級で行われるナチュラルスカルプチュアを作るなら、ある程度毛量があり、毛質もコシがあった方がやりやすいです。
価格も安いものは2,000円程度、高いもので10,000円近くします。
スカルプチュアを習い始めた方なら最初から高いものを買う必要はありません。せっかく買っても扱い方が慣れておらず、ダメにしてしまってはもったいないですよね。
ある程度慣れてきたらグレードアップしたものに買い替えましょう。
筆は消耗品ですが、あまり安いと同じ天然毛でも高級品に比べ質が悪く、すぐにバサバサになってしまうことがあります。
筆のまとまりが良いほうがミクスチュアが取れやすいので、技術の上達とともに道具も良いものに変えることをおすすめします。
軸部分
持ち手の部分が、木の軸のものとカラーコーティングされているものがあります。
色がついているものは可愛いのですが、ずっと使用していると塗装がリキッドで溶けてきてしまい手についてしまいます。
ダッペンディッシュに長時間浸しておくと、リキッドが塗装部分までしみこんでいってしまうので、浸しっぱなしにしないようにしましょう。
もし溶けてしまったらセロハンテープなどで巻くと手につかなくなりますよ。
お手入れ方法
せっかく買ったスカルプブラシ、次に使おうとしたら筆がバサバサだった・・ということはありませんか?
ただ筆を拭くだけではなく、正しいお手入れ方法をマスターしましょう。
筆のおろし方
買ったばかりの筆はノリで穂先が固まっています。指でむりにもみほぐしてしまうと穂先が開いてしまいますので、アクリルリキッドの中で洗った後キレイに拭き、毛流れに気を付けてキャップをしめましょう。
施術中
施術中は、とにかくこまめに筆を拭いてください。
筆がねばつくまでミクスチュアを動かそうとしている人は筆を汚しやすいです。
ミクスチュアを動かしていてねばったり糸を引いてきたら、先ずペーパーで一度筆を拭く→リキッドで濡らす→再度ペーパーで拭く、という作業を手早く行う習慣を付けましょう。
施術後
施術が終わった後は筆を拭くだけだと、穂先の中にミクスチュアが入り込んでしまっている場合があります。ウッドスティックで毛流れに沿って優しくとかすように中のミクスチュアを除去してください。
毛をしごくようにスティックをあててしまうと、毛が切れたり傷む原因になります。髪の毛を扱うようにやさしく扱うと筆の寿命も長くなります。
固まってしまったとき
使おうとしたら前回使用した際のミクスチュアが残って固まってしまっていた・・。
そんなときはむりやりスティックでしごいてはいけません!
まずはリキッドに5分~10分程度浸したのちスティックで汚れを除去します。
それでもダメな場合はスカルプ筆専用のブラシクリーナーを使用して、内部に入り込んでしまったミクスチュアを溶かして除去しましょう。
ちなみに、特に固まっていない場合はブラシクリーナーを使用する必要はありません。
ブラシクリーナーは頻繁に使用すると筆をパサつかせてしまいます。どうしても固まってしまったときのみの使用にとどめ、そんなにひどくないときはリキッドでの使用にとどめましょう。
割れたとき
筆の穂先がパカッと割れてしまうことがあります。誤った筆運びやミクスチュアの汚れによるものです。
大変残念ながら、一度割れてしまった筆をもとに戻すのは難しいです。
無理して使用しようとせず、新しいものにかえましょう。
まとめ
筆のコンディションが良いとミクスチュアが取りやすくなり、運びやすくなります。
正しい筆の選び方とメンテナンス方法を身に着けて、1級合格目指して頑張りましょう。