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ネイルスクールにこれから通うけど、普通の学校のように予習や復習はあるの?やってなかったらどうなるの?どこで練習すればいいの?
そんな疑問をお持ちの方やお悩みの方に、現役ネイルスクール講師がお答えします。

基本的な授業の流れ

ネイルスクールでは1コマの授業に対して一つの技術を習います。例えばチップラップの授業なら最初に講師のデモンストレーション、その後自分で実戦、分からなかったら講師がレクチャー、というような流れです。
特別な事情を除いて、1コマでチップラップとスカルプのように新たに複数の技術を教わることはありません。

実際の宿題ってどんな内容?

基本的にネイルスクールは高校や大学のように必須単位があるわけではないので、1コマの授業が終わったらその内容は消化したと見なされます。しかし生徒さんによっては状況に応じて講師から宿題が出される場合があります。

  • 授業内では終わらなかった場合
  • 課題内容が授業時間内で終わらなかった場合です。
     例)チップラップを習ったが、アプリケーションまでしか終わらなかった
       →ハンドに削りと仕上げまで宿題
  • 理解不足の場合
  • すでに習っている技術が、理解が不足している場合です。
     例)ラウンドの削りをすでに習っているが、何度やっても形がそろわない
       →ハンドに5枚ラウンドを削ってくる

    チップを使って練習する

    ハンドに施術する以外にネイルチップに施術して提出する宿題もあります。検定試験の課題のアートなどです。特に検定試験対策のアートの場合、構図をどれくらい入れるか、色数はどのくらい使用すればよいかなどの合格のポイントが決まっています。構図が決まったらあとはタイムを計りながらの練習になるので、検定試験直前などは「5分以内で描いてきて」と宿題を出すことが多いです。

    その他、学校によっては卒業制作の提出を求められているところもあります。決まったテーマに基づいて5枚一組でチップを作成して提出しないとディプロマが発行されない、という条件もスクールによってはあるようです。

    やらなかったらどうなるの?

    基本的にネイルスクールは、技術を習った後は自分の練習次第です。絶対上手になりたい、検定に合格したいという強い目標を持った生徒さんは言われた宿題は必ずこなしてきます。それだけでなく「先生、これ練習したんですけど見てもらえますか?」と自分のハンドや作品の写メを自発的に見せに来る生徒さんもいます。こういった方は学ぶ意欲が高く上達も早いことが多いです。

    逆に、ただ授業に出席するだけ、宿題も特にせずコマを消化するだけの生徒さんもいます。
    宿題を出す講師の側から言うと、やってこなかったら何かペナルティを与えてやろうなんて思っていません。ではなぜ宿題を出すのかというと、「上手になって欲しい」からなのです。

    「練習しておいてね」だけではなく「宿題ね」と伝えたほうが生徒さんも必死になってやって来てくれることが多いからです。

    予習よりも復習

    中学や高校の授業と違い、ネイルの技術は予習よりもとにかく復習に充てるのが良いです。

    スクールによっては1コマの授業は2時間ほどと限られています。その中でデモをして説明をして、となると生徒さんのトレーニングの時間は限られており1コマで上達するのに限界があります。学校で習ったことは積極的にメモにとり、それを見ながら必ず復習し、次の時間までにはテキストを見なくてもできるくらいにはなっておいて欲しいですね。

    自習室を活用する

    スクールによっては自習室完備だったり、無料補講のシステムがあるところもあります。
    自宅でネイルの練習をしようとしても、ニオイがきつかったりテーブルなど適切な用具や場所が用意できず、やりづらかったり等の問題が出てきます。

    自習室があるのなら、そこに道具を持っていき集中して練習をすることができます。学校によっては手が空いた講師がレクチャーをしてくれる場合もあるようです。このようなシステムが導入されているかも、ネイルスクールを選ぶ際の重要なポイントですね。


    まとめ

    スクールや、教える講師により宿題を出すか出さないかは様々です。
    宿題や復習など、練習することは自分のためなのです。お金と時間をかけて通学しているのですから、スクールのシステムや講師の先生を上手く「利用」して、自分の技術トレーニングに励んで下さい。

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